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・2台目3Dプリンタ「Prusa i-3」到着(2015.05.30)
 

5月25日にオーダーした2台目の3Dプリンタ「Prusa i-3」が到着しました。5営業日以内に発送、China Post経由
15~34日で配送される予定だったので、到着は6月下旬になるだろうと思っていました。
配送状況の連絡メールが届くので確認してみると、連絡はFedexからのもので、シッピングはFedexになっていました。
China PostのUS$54.15に対して、FedexはUS$147.37もかかります。販売元が手配を間違えたのか、
それともサービスなのか分かりません。29日の到着でしたから4日で配送されたことになります。

写真の通り梱包の外装は最低限です。毎度のことかと思いつつ開梱してみると、中にはウレタン製のパーティション
ブロックがはめ込まれて、くり抜き部に全パーツが綺麗に収められています。
一つ二つとパーツを取り出すにつれ、高精度に加工されたアクリル製の半完成パーツに驚かされます。
1台目のデルタ型(Kossel mini)とはえらい違いです。1台目は外装こそ似たようなものでしたが、中にはビニル袋に
詰められただけのパーツが無造作に放り込まれていました。ほとんどが3Dプリンタでキャストされた雑なパーツでした。

*2台目「Prusa i-3」の価格は、何と1台目デルタ型を数10ドル下回ります。China製造業の勢いを感じます。


 
 
ウレタン製パーティションブロックは3段重ねになっています。上段にはサイドのアクリルフレーム、制御基板、LCD
パネル、USBケーブル、左右のX軸プーリマウントアセンブリ(組立済み)が収められています。中段にはメインアクリル
フレームと、その内側にプラットフォームアセンブリが収まっています。
 
 
プラットフォームアセンブリは既にホットベッドと一体になっていて、その下からベッドアクリルフレームが出てきます。
さらにその下にはZ軸モーターサポートのアクリルパーツがあります。
 
 
下段のブロックには、ロッド類、ステッピングモータ、フィラメントフィーダー(組立済み)、エクストルーダ(組立済み)、
パワーユニット、ケーブル類、ネジ類が収められています。
 
 
中段のメインアクリルフレームの陰から、いくつかのアクリルパーツが出てきました。アクリルパーツは全て8mm厚、
高出力のレザーカッターで切り出されているようで非常に精度が高く切断面も綺麗です。
 
 
左右のX軸プーリマウントアセンブリ(組立済み)には、カッパー(真鍮)製のフランジナット、およびロッドを通すリニア
ブッシュが取り付けられています。
 
 
LCDディスプレイアセンブリも組立済みで、アクリルの透明感によくマッチしています。4個のステッピングモータには
プーリあるいはカップリングが取り付け済みです。制御基板側が非コネクタ仕様のためリード線がむき出しのままです。
 
 
エクストルーダ(組立済み)にはファンが2個取り付けられており、1つはホットエンド手前のヒートシンク冷却用、
もう1つは吐き出されたフィラメントの急冷用でエアを導くフードが組み込まれています。オーダー時に要望したところ
0.4mmに加えて0.3mmのノズルも含めてくれました。
 
 
Y軸ベルトプーリーホイールアセンブリ(Y軸ベルトテンションプーリー)。多くのパーツに樹脂が糸を引いたようなゴミが
付着していました。付属品のマイクロSDカード(7GB)とテスト用のフィラメントです。SDカードにはソフトウェアが保存
されていて、そのため開封済み。フィラメントの品質が良く、太さが均一で表面がつやつやしています。
  
 

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