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昭和を偲ぶ化粧鏡台の修復(2018.3.5)

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化粧鏡台の修復過程 その3へ 化粧鏡台の修復過程 その4へ
 


知人のお母様が他界され、遺品のひとつとなっていた化粧鏡台を修復することになり
ました。当時の家具職人の手による、桑材で突板加工された美しい木工製品です。
一昨年に工房に運び込んだものの、途中まで作業した後で中断してしまい、最近に
なり再開したものです。詳細な修復過程を、上記1~4のリンクよりご覧いただけます。
 
 

桑材突板で覆われた美しい本体
 

化粧品や用具を収納する引き出し
 

引き出し面板の修復・塗装作業
 

引手金物の再塗装
 

本体脚組構造の修理
 

本体表面の研磨作業
 

本体突板欠損部分の修復
 

左右支柱の研磨・再塗装
 
 
本体および引き出し面板のウレタン再塗装
 

破損した鏡木枠の留め接ぎ部
 

修復を終えた留め接ぎ
 

木枠の研磨と再塗装
 

鏡背板の補修と化粧布の張り替え
 

修復・再塗装を終え美しい木目が蘇った本体
 

1年半ぶりに元の姿に戻った化粧鏡台
 

新しく布が張り替えられた背板側
 

修復作業を終えた昭和の化粧鏡台です。先日の額縁の修復といい、古いものを修復する
作業には実に奥深い味わいがあります。製品を設計・製作した人、それを長く使用した人など
製品に関わった人々の人柄や生活に触れることができる気がするからです。新しいものを
製作するのとは異なり、失敗が許されません。作り直すことができず、失敗は即刻製品の
命を絶つことになりましょう。古き善き製品の修復は守谷工房へのご用命をご検討下さい。

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