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Livingrack リビングラック

お世話になっている方が東京銀座の百貨店で販売されている北欧家具を
写真に撮ったものを見せて下さいました。その中からアイデアが浮かび、
シンプルなデザインでしかも機能的なラックを製作しました。良い材料が
手に入り、木肌が美しく重厚感のある製作品に仕上げることができました。


3段の棚板に天板を載せたシンプルなデザインとしました。
ダボ接ぎと溝嵌め込みにより組み立て、強度に優れます。
 

4隅の脚と各框材はダボ接ぎにて接合、棒材の内側を
溝加工し合板を4辺とも嵌め込んで接合しています。
 

23mm厚の天板を載せることで垂直荷重、
垂直軸周りの捩れ荷重にも十分耐えます。
 

各棚1段当たり十分な収納量があります。
天板下の幕板に大きなR加工を施しました。
 

白砥の粉による目止めの後、透明ウレタン
塗料にて重ね塗りと研ぎ出しを繰り返しました。
 

ウレタン塗料の薄い褐色が重なり
品の良いニス色に仕上がっています。
 

天板は平板3枚を継ぎ接ぎして大面積を確保しました。
前方と左右方向に14mmほど迫り出しを残しました。
 

材料は取り壊した家屋の廃材から入手したものです。赤みのある
緻密な米松(ピーラ)材で、良質のものは入手が難しい材料です。
 


大きさ・材質
・本体部分:674mm(幅)×338mm(奥)×754mm(高)、米松(ピーラ)・シナ合板。
・天板部分:703mm(幅)×353mm(奥)×23mm(高)、米松(ピーラ)。

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