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美容室ヘアドライヤー修理(2017.10.13)


以前にもヘアアイロン修理のご依頼をいただいた美容室から、今回はヘアドライヤー修理のご用命を
いただきました。ヘアアイロンの調子はとても良いそうで、リピートいただけるのは大変有難いことです。

 

GlamPalm製とおっしゃっていましたが、
見た目もそのように思いますが、

 

製品名の刻印には、HAHONICO、
HairDryer、M5129Hとあります。

 

HAHONICO(ハホニコ)社、聞いたことがございません。
WEBでは業務用化粧品のメーカーのようですが。

 

ヘアドライヤーM5129Hはそこそこに取り扱いが
あるようです(Amazonnでは在庫切れでしたが)。

 

スイッチをONにした状態で、電源プラグ両極間の
導通を確認します。導通がなく回路が閉じていません。

 

おそらく今回も電源コードの内部断線だと
思います。本体を分解する必要があります。

 

温風吹き出し部の筒部品を取り外します。
GlamPalmと構造が良く似ています。

 

吹き出し部の内側に、おそらくガラス繊維製の
筒状耐熱シールドが挿入されています。

 

本体両側面の気流取り入れ口です。外側の
円形グリルは回転させると外れてきます。

 

その中にパンチングメタル製の
フィルターが入れられています。

 

高品質な造りに感心しながら、
本体の分解を先に進めます。

 

ハンドル部分の2本の固定ネジを緩めます。
電源コードの取り付け部は一風変わった構造です。

 

背面部にもう1本、小さめの固定ネジが
あります。やはりGlamPalm同様です。

 

本体が上下に分離しました。モータ直動のシロッコ
ファンが見えます。埃が少なく良好な状態です。

 

スイッチプレートを取り外します。風量切り替えスライドスイッチとターボモード
押しボタンスイッチが一体成型されており、分解が(おそらく組み立ても)簡単
です。スイッチ基板や周囲のアセンブリは、やはりGlamPalmにそっくりです。

 

電源コートの基板取り付け部分です。
基板のホールに半田付けされています。

 

回路形を当てコードを揺らすと、時おり導通が
あります。内部断線は間違いありません。

 

コードの根元部分10cmほどを切断してみます。
途中に僅かに瘤のような部分があります。

 

黒色のコードを引いてみると、ちょうど瘤の
辺りから抜けてきました。ここが断線箇所です。

 

あらためて電源コードの
末端処理を行います。

 

外被覆を30mmほど切り取り、
芯線の被覆も10mmほど取ります。

 

基板側の処理を行います。1300Wもの電力
供給には、十分な電流容量の接続が必要です。

 

大きめの基板ホールは80W以上の
大きな半田ごてで作業します。

 

スルーホールは内側に半田が残りやすく、30W程度の
半田ごてで綺麗に整えます。芯線の外径ぎりぎりです。

 

再び80Wクラス半田ごてで、十分に半田を
溶かし付けながら電源コードを取り付けます。

 

手前の外被覆をクリップ部に載せ、上からクリップカバーを被せ2本の
ネジで固定します。コードの本体取り付け部(フック)にはコードの
固定機能がなく、このクリップのみでコードを繋ぎ留めています。

 

元通りに本体を組み上げました。GlamPalmとしか
思えないスタイリッシュなプロ仕様デザインです。

 

実際にスイッチを入れて機能を確認します。
業務用途に応えるパワフルな気流が噴き出します。

 

元々傷みの少ない綺麗な状態でしたが、樹脂用コンパウンドで
全体をポリッシュします。やはり輝きが増しひと皮剥けた印象です。

 
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