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TX(つくばエクスプレス)車庫入り(2018.8.1)


酷暑の中、TX(つくばエクスプレス)が走行トラブルを起こしたようで、おもちゃ病院に
車庫入りしてきました。守谷を都心へとつなぐTX、一刻も早く修理させていただきます。
 

先頭車両前面窓下に赤ラインがないので、
TX-1000系か前期TX-2000系です。

 

一緒に車庫入りしてきた電気機関車ともに
車両上部(カバー)を取り外します。

 

乾電池をセットして、動作を確認します。
カルテ通り、モーターが回転しません。

 


モーターユニットを取り外します。
車体底面に2本の固定ネジがあります。

 

駆動車輪のシャフト周りにゴミがまとわりついています。
調子の悪いプラレール車両の多くに共通しています。

 

髪の毛などが絡まっているので、カッターナイフで
横方向に切り込みを入れてから取り除きます。

 

モーターユニットの軸受周りや、出力段
歯車周りにも汚れが入り込んでいます。

 

電源接続用の金具やスイッチ周りに接触不良がある
はずです。動力伝達系の清掃を兼ねて分解します。

 

モーターのピニオンから始まり、車輪駆動軸手前のピニオンまで5段の歯車が
連なります。組み付け順を記録しておかないと、後で厄介なことになります。

 

駆動系に一定以上の負荷が加わった際に歯車を
切り離すスプリングです。油で黒く汚れています。
 

金具・スイッチ周りの接触回復、全歯車の
クリーニングを行い元通り組み上げます。

 

クリーニングを終えた駆動軸を
モーターユニットに取り付けます。

 

モーターユニットを台車に戻します。台車の脱着は
簡単です。故障の際はユニットごと交換するのでしょう。
 

駆動力を確保するため車輪にゴム製のトレッドが
嵌め込まれています。まだ劣化はないようです。

 

乾電池を入れて再度動作確認を行い
ます。車輪が軽快に回転します。

 

続いて走行試験を行います。減速比が小さめなの
でしょうか、最高時速130kmのTXらしい走りです。

 

車両上部(カバー)を被せて
TXの修理完了です。

 

プラレール規格内で車両の特徴を発揮すべく、デフォルメされたデザインに
いつも感心させられます。プラレールは各地のローカル線電車を取り込んで
いますが、やはりそれぞれの地域で重点的に販売されているのでしょうか?

 

もう1台、電気機関車も同様の
修理・クリーニングを行います。

 

TXとほぼ同型のモーターユニットが搭載されています。
電気機関車用に高めの減速比に設定されているようです。

 

こちらも無事修理完了です。子供の元気余る扱いに耐える堅牢性、長時間走行を
実現する耐久性、故障時修理の簡便性、そして驚異的な低価格を併せ持つプラ
レールです。子供の遊びを支えるため、玩具に込められた高度な技術が光ります。

 
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