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・Pronterfaceの使い方(2015.06.08)


1台目デルタ型3Dプリンタでは、stlファイルのスライスとG-code変換にキットに付属してきた「Slic3r」を、プリンタの
制御とG-code出力には「Pronterface」を使用しています。
デルタ型はホットエンドの真下、テーブルの中心が原点になりますが、対象物がウィンドウの中央ではなく何故か左下隅に
表示されていました。
不便に思いながらもそのまま使用していたのですが、ようやく正しい使い方が分かりました。

 
Slic3rの設定

ネット上で手に入れたSlic3rチュートリアルのまま、Bed Sizeをx:180、y:180。デルタ型なのでPrint centerを
x:90、y:90と入力してみました。
この設定でG-codeに変換し、Pronterfaceに読み込ませると、
 
 

ビューアの中心にプリント対象物が表示され、何の問題もなくプリントの準備が整ったかのように見えます。
ところが実際にプリントを開始してみると、アームが急にY・Z軸方向に移動して可動限界を超えてしまいます。
ステッピングモータのトルクは強大で、フレームがギシギシ音を立てるほどです。慌ててプリンタの電源を切ります。
 

デルタ型だからといって都合よくベッドの中心に原点を設定しようとしたのが間違いだったのでしょうか。
Slic3rのPrint centerをx:0、y:0に戻します。同じようにG-codeに変換し、Pronterfaceに読み込ませると、
 

プリント対象物はビューアの左下隅に表示されてしまいます。ウィンドウの配置が悪いと、大部分が陰に隠れて
見えなくなってしまいます。ただし、プリントを開始してみるとテーブルの中心に正しく造形されていきます。正常に
プリントできるのをいいことにしばらく出力を続けてきましたが、2台目Prusaの計画も進みかなり慣れてきた
ところで、この問題の解決を考えることにしました。
  
Pronterfaceの設定

Pronterface使用法の詳細な説明書は、自分で探した限りでは見つかりませんでした。PronterfaceのWEBからの
リンクにUSING PRINTRUNがありますが英文テキストのみの解説で理解に手間取りそうです。
分かりやすいのはhttp://wp.boim.com/?p=75です。
 

恥ずかしいことにチュートリアルに頼ってばかりで、メニューバーの操作を怠っていました。「Setting」をクリックします。
 

テーブル(造形範囲)の設定で、X・Y・Z軸全てに「offset」と「home」の設定が加わっています。デフォルト状態では
Xhome:0、Yhome:0、Xoffset:0、Yhome:0です。
 

Xhome:90、Yhome:90で原点がテーブルの中心に変更されそうですが、それだけではアームが再度暴れます。
ポイントはXoffset:-90、Yoffset:-90を入力しておく点です。Slic3rのPrint centerはx:0、y:0のままです。
 
 

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