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・「Prusa i-3」組み立て完了(2015.06.06)
 

トラブルが付きものといわれる中国製品ですが、このキットに対する本工房の評価は決して低くありません。
日本国内で出回っている多くの製品が中国製であり、今回工房で加えたような措置(フォロー)の有無が、内外の
価格差を生むのでしょう。
個々のパーツの品質は交換や修正で改善することが可能で、重要なのはその基本設計です。
1台目のデルタ型は、そのユニークな構造を理解するには十分なキットでしたし、2台目のPrusa i-3は8mm厚の
精密なアクリルパーツで構成された完成度・再現性の高いキットです。

組み立て作業を終え、構造物として十分満足のいく状態に到達しました。
電気制御系のチェックも終え、特に問題はありません。
この後、各部のキャリブレーションに時間をかけ、動作が安定してくればいよいよ運用を始めます。

 
 
 
ワイヤリングに間違いがないか入念に調べます。電源の極性を逆に接続するなど、万一の場合に備えた保護回路は
ほとんど省略されているので、1発で回路が破壊されてしまいます。最初、LCDパネルへの配線コネクタを逆向きに
差し込み(向きの表示がなくどちら向きにも差し込める)、パネルが点灯しませんでした。右写真が正しい差し込み
方向ですが、普通はケーブルがボードから外に出る方向に設えるでしょう。
 
 
先に電源装置の出力をチェックします。+12Vのスイッチング電源です。次に、アナログ時代からの習慣で電源ラインの
電気抵抗を大雑把に計測します。不通でもなく短絡もしていないことを確認します。
 
 
回路に流れ込む電流を計測します。CPUがブートする間、結構電流値が変動しますが200mA位で安定します。
最終的に電源を配線しターミナルのネジを再度締め直します。
  
 
LCDパネルに初期状態の表示が出ています。まだPCには接続していませんが、パネル上の押しボタンスイッチで
ひと通りの機能を確認します。
  
 

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