オーダーメイドシューズボックス その1の続きです。
本体組み立ての途中まで作業が進んでいます。
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CADによる設計・デザインのおかげで、各部品の寸法
割り出しが簡単かつ正確です。結果、間違えません。
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本体天板と底板の木口に化粧を施します。
木目柄の小口テープを貼り付けます。
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裏紙を剥がし、上面側の縁に
合わせて貼り付けていきます。
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ファルカタ合板の木端面や木口面は、昇降盤で切り落とした
ままで荒れていますが、テープの粘着力が強く密着します。
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貼り付けた後で、軍手をはめて木片で表面をこすり
圧着させます。素手で作業すると外傷や火傷をします。
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テープ幅と板厚が一致せず、はみ出た分をカッターで切り
落とします。最近ようやく綺麗にカットできるようになりました。
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僅かに残るはみ出しは鉋で
軽く面取りして整えます。
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本体右端の側板です。内側を向く面のみ
化粧合板を貼り合わせてあります。
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各棚板に2本ずつ木ネジを仮止めします。接合面が
撥水性のため、接着剤にはゴム系を使用します。
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右端の側板を取り付けました。壁面に
接して隠れる部分は化粧を略します。
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天板から取り付けます。側板3枚の
接合面(木口)に接着剤を塗ります。
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位置がずれないよう正確に天板を置きます。
ずれて修正すると接着剤がはみ出るからです。
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天板の木口面を側板の表面に面一(つら
いち)に合わせて木ネジを打ち込みます。
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内側に接合位置を印してありますが、両端に
関しては現物合わせで面一に組みます。
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中仕切りの側板は内側に印した接合
位置に正確に合わせて固定します。
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本体を上下逆さにしました。
この状態で底板を取り付けます。
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位置合わせが容易なので、
木ネジを仮止めしていません。
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電動ドリルでひたすら木ネジを締め込みます。
材が柔らかいのでクラッチを弱めにしています。
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本体構造が姿を現しました。軽量のファルカタ合板を
使用していますが、この大きさではかなりの重量です。
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両面開き扉を取り付けます。僅かな部品加工誤差、組み立て時の微妙な歪みが正確な
取り付けを阻みます。中学生の頃から今日に至るまで、未だに会得出来ない作業です。
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丁番の取り付け位置を決定します。今回は
上下端から丁番の長さ2つ分とします。
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丁番は3mmほどの厚みがあります。
丁番を落とし込む位置に印を入れます。
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印した位置に鋸で切り込みを入れます。
トリマーで決めようとすると大概失敗します。
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切り込みを入れた内側をトリマーですくいます。
ストレートビットを丁番の厚み分だけ出します。
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職人さんのように鑿で加工してみたいものですが、
このかた綺麗に仕上がった試しがありません。
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欠き取り残した隅の部分や若干の
寸法調整のみ、手鑿で作業します。
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ネジ穴の位置を決定します。丁番金具穴の
中心を狙わないと、取り付け位置が狂います。
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木ネジを打ちます。材が柔らかいので
ネジ穴をバカにしないよう手で締めます。
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上下とも本体側に丁番を固定しました。
厄介なのは扉側への取り付けです。
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開き扉を仮載せしてみます。この段階で
微妙な寸法(角度)調整を行います。
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済みませんが、開き扉側への丁番取り付け手順は省略させていただきます。
ちょっとしたコツでしかありませんが、独自に編み出した(まぁまぁ)正確に
丁番位置を決める方法を用います。「勘」なんかで作業すると必ず歪みます。
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左右丁番の取り付けを終え、次に両面
開き扉の開閉キャッチャーを取り付けます。
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既存の靴箱には取っ手がなく、
オープンキャッチが使われています。
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既存の靴箱と仕様を合わせ、ワンタッチ
オープンキャッチを取り付けることにします。
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扉側ストライクの取り付け位置に、
木ネジを打つ下穴を開けます。
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開き扉を手で押す位置からして、下端に取り付け
ます。木ネジを締め込んでストライクを固定します。
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キャッチャーの取り付け位置を決定します。背面側が
開いているので、直接手を入れて作業できます。
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左右2個のキャッチャーを固定しました。家具製作ではこのような補助金具類が
色々と必要です。ホームセンター等で多くの種類を扱っていますが、単品的には
決して安価なものではなく、個別に買い求めると結構な値段になります。通販の
方が安く入手できるものの、前もって買い揃えておくことはなかなか出来ません
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キャッチャーの動作を確認します。開いている
扉を押し込むと、自動的に固定されます。
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閉じている扉を軽く押し込むと、
固定が解除されて手前に出てきます。
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組み立て作業も最終段階
です。背板を取り付けます。
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玄関壁面を利用することで背板を省略することもできますが、
全体の補強と棚板の撓み低減のため、必要と判断しました。
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本体左側の背板は、開き扉により普段は隠れているので
普通の合板を使用します。補強のため接着剤を入れます。
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薄手の合板は大型のカッターナイフで切断します。
取りあえず数か所をテープで仮固定しておきます。
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薄手合板の固定にはタッカーが便利です。
ハンドルが固いので腱鞘炎になりがちですが・・
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小釘を玄能打ちすることを思うと劇的に楽です。ホチキス
針1本は釘2本分に相当するので強く固定されます。
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背板が固定され、構造全体の強度が一挙に高まります。それでも、柔らかい
ファルカタ合板が靴の重量で撓んでこないか少し心配です。靴の重さや収納
足数によりますが、もし気にされるようでしたら中央に補強仕切りを追加します。
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本体右側の棚部分にも背板を取り付けます。
背板が見えるので白色の化粧合板を使います。
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化粧面は撥水性があるので、
ゴム系の接着剤を入れます。
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同じくタッカーを打って固定します。
これで組み立て作業は完了です。
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表側に向きを変えます。背板の化粧合板が
品の良い雰囲気を醸し出しています。
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