ハンドルの取り外し |

内部で腐食が進み外側をクリーニングしても
綺麗にならず、キャップも紛失しています。
|

ハンドルを引き抜くとスピンドルに樹脂製の
インサートがねじ止めされています。
|

ハンドルの内側は水垢がこびり付いています。
インサートと噛み合う溝が刻まれています。
|

ネジを緩めてスピンドルから
インサートを引き抜きます。
|

インサートの内側にはスピンドルと
噛み合う溝が刻まれています。
|

インサートの外側にも溝が刻まれており
ハンドル内側の溝と噛み合います。
|
交換用ハンドルの問題 |

ホームセンターで汎用品として販売
されている交換用ハンドルです。
|

家庭用によく見かけるタイプですが、新品
ならではの透明感や輝きがあって綺麗です。
|

内側には予めインサート(金具)が挿入されて
いますが、何故かスピンドルに嵌りません。
|

インサート金具を取り外して調べると
内側に刻まれている溝の数は19です。
|

元のインサート(樹脂製)に戻ってスピンドルと
噛み合う溝の数を調べてみます。
|

元のインサートには溝が20刻まれています。つまり
スピンドルの外周に刻まれている溝が20ということです。
|

購入した交換用ハンドルには、規格の違うスピンドルに
対応できるよう計4個のインサート金具が付属しています。
|

パッケージの裏面にそのような説明があります。
しかし試してみると・・・何と4個とも合いません。
|
インサートを独自に製作する |

外周溝20のスピンドルに合うようインサートを独自に
製作します。外径10、内径9の間を9度で分割します。
|

2mmのアクリルを5枚重ねて元のインサートと同じ高さ
10mmにします。下端の1枚にはつばを付けます。
|

DXFファイルに変換後、レザーカッターで部品を
切り出します。1個当たり4枚用意します。
|

つば付きの部品も切り出します。接着に
備えて保護紙をはがしておきます。
|

5枚の部品を垂直方向に正確に揃える必要が
あります。いったんスピンドルに通して重ねます。
|

隙間なく重ねた状態で隙間に接着剤を流し
込みます。不足分は取り外してから補います。
|

出来上がったインサートです。金具が望ましいのですが
ハンドルのトルクに耐えられれば良いので十分です。
|

ハンドル内部に挿入してみます。
|
新しいハンドルの取り付け |

ガタが大きいとトルクに耐えられず破損する
心配がありますが、ぴったり嵌っています。
|

先にスピンドルにインサートを
嵌めておきます。
|

ハンドル本体をインサートと溝が
正確に噛み合うよう嵌めます。
|

固定用のネジを締め込みます。
|

ネジ穴の上に化粧キャップを嵌め込みます。
冷水用に青色、温水用に赤色を使用します。
|

インサートが合わず一度は諦めようかと
思いましたが、無事作業終了・完成です。
|
|
|
|
|