PCメンテナンスのご依頼をいただきました。SONY製VGC-H32S、PentiumD
プロセッサ搭載のWindowsXP仕様、VAIOオーナーメイドモデルです。デジタル
ハイビジョンへの対応が始まった頃のモデルですが、本機はアナログチューナ
搭載モデルです。VAIO全盛期のスタイリッシュでとても高額だったPCです。
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ご依頼内容は、動作が非常に遅く使用に
耐えないので何とかして欲しいとのこと。
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2006年1月発売のWindowsXP仕様。VAIO独自の
MPEG・TVチューナーカードが装備されています。
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SONYのWEBサイトに旧モデル(typeH
シリーズ)の製品情報が残っています。
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メモリは512MB(256MB×2)で
標準スペックの2倍実装されています。
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少なくともOSの再インストールとメモリの増強が必要です。
アップグレード対象外ですが一挙にWin7へ換装します。
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ホームユースを重視している設計のため台座を
外すだけでメモリソケットにアクセスできます。
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スペックでは最大1GBのところ、2GB(1GB×2)を
搭載します。ネットで手頃な667DDR2を入手しました。
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実際には内部クリーニングのため筐体を
開けましたが、メモリ交換だけなら簡単です。
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長時間のアップデートを経てWin7インストールが完了しました。メモリも
2GB認識されています・・が、問題発生です。音声が再生されません。
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スピーカー(音量)が正しく表示され、ミキサーで音量メーターも動作し、
デバイスマネージャーのサウンドには「High Definition Audioデバイス」が
問題なく登録されています。それでも音声が出ないとは・・不思議です。
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再度本機のスペックを確認します。DSD対応高音質サウンド
チップ「Sound Reality」High Definition Audio準拠とあります。
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AV性能重視のVAIOシリーズが取り入れた
DSD方式のデバイスが使われています。
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検索してみるとSONYのサイトにアップデート
プログラムとしてドライバが用意されています。
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ただし、このドライバはWinXPからWinVistaへ
アップデートするためのもので、Win7は対象外です。
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WinVista以降のドライバは比較的互換性が高いようです。特にトラブルもなく
インストールが終わり、オーディオデバイスが「SigmaTel CODEC」に変わりました。
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デバイスエラーの「マルチメディアビデオコントローラー」は
VAIO独自のMPEG・TVチューナー(アナログ)カードです。
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残念ですが前面端子と合わせてこのカードの
利用は諦めていただくしかありません。
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SONYのWEBサイト内にあるSoundRealityの解説ページです。
Direct Stream Digital に加え最大24bit/192kHzのサンプリングビット/
レートPCM対応、 約106dBに達するS/N比など驚異的なスペックです。
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