洗濯機から水漏れがすると連絡をいただきました。電話でお話しを伺うと、洗濯が
終了した後も注水口から水が出続けるそうです。結果、脱水終了後すぐに洗濯物を
取り出さないと、びしょびしょになってしまいます。何が原因か想像しながら現地に
向かいました。乗用車では工房に運び込むことができず、現場修理にて対応します。
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宅内にお邪魔しての修理なので、だらだら時間をかけられ
ません。構造に見切りを付けながら手早く分解します。
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ソレノイドで動作する注水弁です。洗剤投入機能や
各種センサー類と大きなユニットを構成しています。
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注水弁の動作を確認するため一時的に水栓を
接続します。電源はOFF、弁閉鎖の状態です。
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蛇口を開け水を送ると、左側の注水口から水が漏れ
出てきます。「洗剤投入側から漏れる」に一致します。
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注水弁ユニットのみを取り外しました。本体樹脂
材料やゴムパッキンの劣化は見られません。
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後方の白い成形樹脂ケースにソレノイドが内蔵されて
います。金属板を介してアクチュエータが前方に延びます。
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6本のネジを緩め、ソレノイド部と弁ハウジングを分離
しました。アクチュエータの先が弁の中心を押します。
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ゴム製の弁を取り出しました。損傷や
劣化がないか注意深く点検します。
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2枚のゴム製弁、ハウジングの内側を丁寧に清掃します。細かな
ゴミが挟まり密閉性を低下させている可能性があります。両者の
密着には相性があるかも知れないので、左右を入れ替えてみます。
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止まりました。おそらく水道水中の細かな
砂粒などが密閉性を低下させていたのでしょう。
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部品交換にならず作業料のみで済みました。注水弁
ユニット、あるいは注水ブロックを交換すると大変でした。
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