液晶テレビに内蔵されている録画用HDDユニットを交換します。内蔵型は
最近少なくなったように思いますが、どうなのでしょう。録画した番組が再生
されないことがあるそうです。HDDユニットの劣化が疑われる症状です。
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SONY製、BRAVIAです。かつて韓国製・中国製に押されて低迷し続けた
ブランドですが、4月に交代した平井一夫前社長のリーダーシップにより、
4K・有機ELの新製品が投入されるなど、勢いを取り戻しつつあります。
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電源コード・アンテナ線を抜き、テレビ台の上
から床面に下して作業させてもらいます。
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機種名を確認します。KDL-32EX42H、2011年の
発売で平井社長就任前の赤字決算当時の製品です。
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とうに生産終了していますが、WEBサイトには、
現在も同型機のスペックが記載されています。
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パネルを床面に寝かせる際、スタンドが邪魔に
なります。いったん取り外しておきます。
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仕様では重量8.6kg、このような
簡単なスタンドで十分なのでしょう。
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床面に柔らかい絨毯が敷かれているので
特に養生の必要もなく寝かせられます。
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本体にスタンドを固定するステーを取り
外します。強固にネジ止めされています。
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2本の固定ネジに加え、ステー内に
滑り込ませるネジがさらに2本あります。
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その2本も緩めます。裏カバーを貫通して
内部の構造部品にねじ込まれています。
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周囲をぐるりと固定しているネジを
全て緩め、裏カバーを分離します。
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ネジ固定が多い分、ツメによる篏合は部分的です。比較的簡単に裏カバーを
開けることが出来ました。大きな回路基板が左右に1枚ずつ組み込まれています。
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2枚の大型基板の中間は広い空き地のような状態で、その
中心に録画用HDDユニットが寂しく取り付けられています。
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ノートPC用の2.5インチSATAドライブです。最近、
調子の悪いノートPCでSSDに交換されるヤツです。
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テレビ本体には軟質ゴム製のスリーブを
介して固定されています。衝撃対策でしょう。
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ノートPCでもここまで丁寧には実装されて
いません。さらにマウントを取り外します。
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TOSHIBA製500GBの
ごく普通のユニットです。
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時々デフラグをかけるとか初期化(フォーマット)される
わけもなく、この際新品のユニットに交換してしまいます。
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同じく500GB、SATA接続(6Gbit/s)
7200rpm、(かつての)高性能モデルです。
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肝心のHDDユニット交換は僅か数分、再び延々と
ネジ止め作業で、取り外した裏カバーを取り付けます。
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テレビ台に戻して電源コード・アンテナ線を接続しONに
します。交換作業中ヘマはなかったようで、映像が出ます。
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もうひとつ重要な作業があります。HDDユニットは交換しただけでは使用することが
出来ず、PCと同様に初期化(フォーマット)が必要です。SONY製HDDレコーダーの
ように一部製品では、HDDユニットと本体基板のペアリング作業が必要な場合もあり
ますが、BRAVIAはそこまで不自由ではありません。初期化を行うには、リモコンの
特別なキー操作により本体をサービスモードに移行させます(手順の説明は控えます)。
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「Service Mode Menu」の「HDD Initialize」を
選びます。「Yes」か「No」を聞いてくるので、
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「Yes」を選択します。メニューに出ていた
「Burning Mode」って何でしょう?
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「Status:」がしばらく「Execuiting・・・」を
表示した後、「Complete」に変わります。
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早速動作確認を行います。放送中の番組を適当に
録画してから、録画番組リストを表示させます。
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お昼のニュースが部分的に録画
されています。再生させてみます。
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問題なく再生されます。BRAVIAらしい
バランスの良い安定した画質です。
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