島根にお住いの方からSONYラジオ修理のご依頼です。高周波系に弱い
守谷工房としてはお引き受け致しかねる修理ですが。スピーカーの音声が
徐々に小さくなり、かすかに聞こえる程度になってしまったそうです。これは
RF(高周波)部ではなく低周波部の不具合のようで、何とかなりそうです。
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THE SONYですね。デザインといい
風格といい、手触り感がSONYです。
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AM・FMの両方に対応し、AMは150kHzのLWからMWを
経て29995kHzのSWまでカバーするBCLラジオです。
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型番ICF-SW7600、安定してBCLを楽しめるよう
PLLシンセサイザー同調方式が採用されています。
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背面側にも型番の印刷があります。
かつての栄光MADE IN JAPANです。
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背面上部には、GT基準の世界時差一覧が印刷
されています。海外の放送を確認するためでしょう。
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現在SONYのWEBに掲載があるのは、後継機種の
ICF-SW7600GRです。それも既に販売終了です。
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乾電池をセットし電源を入れてみます。同調
インディケータが点灯し、放送を受信しています。
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ボリュームをMAXにするも、音声はほとんど
聞こえてきません・・・かすかに聞こえます。
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ネットを検索してみると、同型機の故障・修理の事例が
いくつも出てきます。故障しやすい機種?なのでしょうか。
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こちらの事例は、RF部の細部調整まで含め
本格的・専門的な修理が行われています。
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本体の分解 |
ネット記事によればほとんどコンデンサの劣化が
原因です。そうであれば修理は難しくありません。
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乾電池を抜き、裏側カバーの
固定ネジから緩めていきます。
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例によって表側カバーとはツメによる
篏合で合体しています。慎重に解除します。
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裏側カバーが外れてきます。乾電池ホルダー
電極の片側はカバー側に付いています。
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表側カバーは特にネジによる固定はあり
ません。持ち上げると簡単に外れます。
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外装と内部の回路基板が機能的に
分離したSONYらしいデザインです。
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ラジオ受信機の回路基板です。この1枚にRF部と音声増幅部が全て
詰め込まれています。裏側は小さな表面実装部品がほとんどを占めます。
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基板中央にある固定ネジを緩めます。
ネジの他にツメが周囲を固定しています。
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スピーカーを取り外します。2本の
ツメにより固定されています。
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スピーカの隣に回路基板がもう1枚あります。
専ら受信周波数の設定と液晶表示を担います。
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先ほどの基板とはこのフラットケーブルで
接続されています。ロックを外し抜きます。
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表裏カバーの間に樹脂製フレームが入れられており、この
フレームが2枚の回路基板やスピーカーを保持しています。
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回路基板の表側(個別部品実装側)が姿を現しました。
バーアンテナがフレームに残ります。不具合個所を探します。
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スピーカー出力回路のトレース |
スピーカーが接続されている音声出力の
端子です。ここから信号を逆にたどります。
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すぐ手前はヘッドホンジャックです。
入出力のピンを確認します。
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ヘッドホンジャックを出ると、ジャンパーを介しながら
基板表側を進みます。コモンを含め3本の配線です。
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スルーホールを介して
ここで裏側に移ります。
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裏側に出たところです。増幅済みのオーディオ
信号を入れながら信号の伝達経路を追います。
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最終的にこのIC3に辿り着きました。
2番ピンと10番ピンから接続されています。
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表側(部品実装側)からIC3を確認します。LA4550は携帯
ラジオやテープレコーダー用の2チャンネルパワーアンプです。
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5番ピンと8番ピンからラインレベルのオーディオ信号を
入れると、片チャンネルで十分に増幅されていません。
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先にLA4550の不良を疑い交換してみます。
半田を吸い取り、元のICを取り去りました。
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国内にはLA4550の在庫が見つかりませんでした(何か代替品があるでしょう
けれど)。中国のサイトに同等品があり、注文から半月以上待ってようやく届きました。
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ICを交換し再度スピーカー出力を確認します。
ヘッドホンを接続していないとモノラルで再生。
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ヘッドホンを接続すると自動的に切り
替わり、ステレオで再生されるのですが。
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ヘッドホンでステレオ再生時にやはり
片チャンネルの音が小さいままです。
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ヘッドホンジャックの周辺を詳細に調べると、
この100オームチップ抵抗器が破損しています。
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表面実装部品は取り付けが非常に難しいので、
無理をせずディスクリート部品で補修します。
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IC3(LA4550)からスピーカーまでの経路で問題は
解消しましたが、ラジオの音声は小さいままです。
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音声信号入力回路のトレース |
IC3の上流側で音声信号の流れを探ります。RF回路の
信号が、このチップコンデンサ(L・R)から出ています。
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その直後に音質調整回路に入り、クリアな
NEWSとソフトなMUSICに切り替えられます。
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NEWSとMUSICを切り替えるには、
本体側面からスライドスイッチを操作します。
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ここに音質調整回路の出力が出て
きますが、音量が激減しています。
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表側に実装されているこのチップトランジスタが機能して
いないようです。周囲を損傷しかねないので交換は困難です。
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隣接する金属製のシールドボックスを開けて
みます。内部はDC-DCコンバーターです。
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コンバーターの隣にあるスライド
ボリュームを取り外す必要があります。
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スライドボリュームの下に配線が隠れています。信号経路を
把握するには、このパターンを確認しなければなりません。。
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裏側の配線と突き合わせます。音量調整回路内にも
トランジスタが組み込まれています(エミフォロ?)。
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音質調整回路を出た後スライドボリュームを通り、
音量調整された音声信号がここ(L・R)に出ます。
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LR別にこのスルーホールで基板の
反対側に移り、表側をIC3まで進みます。
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LA4550を2チャンネルモードで使用する
場合、5番ピンと8番ピンが入力になります。
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信号経路が判明したところで解決策を考えます。
音声信号が正常に出ているRF回路の出力を・・
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音量調整回路の入力部分に直接接続することで
不具合のある音質調整回路をバイパスさせます。
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電位差があるので33μFの電解コンデンサで結合
してみます。十分な大きさの音声信号が得られます。
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テストに使用した電解コンデンサを
そのまま基板上に実装します。
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リードを適当な長さに切り、
絶縁用にチューブを被せます。
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リードの一方を半田付けします。
部品を出来るだけ寝かせます。
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他方のリードも長さを調整し、
チューブを被せて半田付けします。
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もう1本の電解コンデンサを
同じように取り付けます。
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この対策により音質調整回路は機能しなくなります。
しかし、実用上の不便さはあまりないと思います。
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音量が戻ったので回路基板を
裏側カバーに収めます・・とその時、
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うっかりしていました。電解コンデンサが回路基板とケースの間に
収まらず隙間が出来てしまいます。基板とケースが密着しません。
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実装方法を変更します。すなわち、スペースの
ある場所へ電解コンデンサを移動させます。
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電解コンデンサにビニル線を接続し
回路基板の表側に取り付けます。
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瞬間接着剤で部品を固定し、いったん
ビニル線を基板の外に引き出します。
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スライドボリューム横の隙間を
通し、裏側に引き込みます。
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ビニル線の長さを切りつめ、バイパス
させる両端に半田付けし接続します。
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サイド化粧カバーも問題なく
元通りに取り付けられます。
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電源周りコンデンサの交換 |
取りあえず十分な音量でスピーカーから音声が聞こえるようになりました。
強いて言えば、最大音量ではさらに2倍くらいの音量があっても良いのでは
ないか、音声に何となく歪が含まれメリハリや迫力がない・・という印象です。
ご依頼主に了解をいただき、もう少し時間をかけ改善を続けることにします。
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ネット上にあるいくつかの修理記事が、共通
して指摘している電解コンデンサの劣化です。
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このラジオには表面実装用のチップ型
電解コンデンサが多用されています。
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耐久性に乏しいのか、容量抜けが多発するようです。
DC-DCコンバーター内にも22μFが使用されています。
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表面実装部品は半田ごてが当てにくく、
周囲の部品やパターンを損傷しかねません。
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しかし、現時点での劣化と今後の劣化に対処
するため、可能な限り全てを交換したいところです。
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リード付き部品の方が容量や耐圧を揃えやすいの
ですが、限られたスペースへの実装は困難を極めます。
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部品のリードを微妙な長さで切断し、正確に
折り曲げ、互いに接触しないよう位置を決めます。
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LA4550の入出力周りの
電解コンデンサを置き替えます。
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電解コンデンサは容量抜けや短絡・絶縁以外に、
多少の劣化によりノイズ源となることがあります。
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LA4550の左側、周囲の青い大きな部品は、
液晶を常時表示させるスーパーキャパシタのようです。
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部品どうしが接近し、半田ごてを
入れるのが難しくなってきました。
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LA4550の電源安定化用コンデンサ(1000μF)と
スピーカー出力用(470μF)を取り付けます。
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LA5440周りの電解コンデンサをほとんど交換し終えました。
小型小容量のものは無理ですが、可能な限り交換します。
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範囲を広げて交換したので、電源に関連する
機能が全体的に改善されていると思います。
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電源といえば忘れていけないのがDC-DCコンバーター内の電解
コンデンサです。22μFを通常のケミカルコンデンサで置き替えます。
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修理作業終了、復活なるか |
フレームに回路基板を戻します。これだけ多くの
部品が付くと、内部で干渉しないか心配です。
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何とか収まりました。スピーカーを取り付け、外部から
電源を接続してテストします・・音が良くなっています。
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油断は禁物です。バラック配線で動作していた回路が、
ケースに収めると元に戻る事態にしばしば見舞われます。
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裏側カバーを取り付けるとロッドアンテナと
電池ホルダーが接続された状態になります。
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裏側カバーと回路基板の収まりを確認
します。サイド化粧カバーも嵌め込みます。
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表側のカバーを慎重に嵌め込みます。僅かでも
引っ掛かりがあると部品の干渉が疑われます。
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広範囲に交換した電解コンデンサの中に致命的な劣化部品が含まれていたようです。
圧倒的な音量と高い音質に驚かされます。僅かに残っていた歪が消え、メリハリの
効いた迫力あるSONYのサウンドです。実は部品交換の前、「シー」、「サー」という
耳障りなノイズが出ており、工房周辺の電波状態によるものだと思い込んでいました。
ほぼ聞こえなくなったのは、やはり電源関連のコンデンサから漏れ出すホワイトノイズ
だったのではないかと思います。全部品が完全に機能していれば、さらに高音質が
望めるのかも知れません。ですがお預かりしてからひと月、ご依頼主がお待ちです。
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