全自動洗濯機から洗濯中に大きな異音がするそうです。
異常停止することもあり大変不便な思いをされています。
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数日前にも一度点検に伺っており、原因の
目星は付いています。上部カバーを外します。
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洗濯中に洗濯槽が本体側面に衝突し異音が生じます。
応急処置で台所用スポンジを取り付けておきました。
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今回は不具合の原因を正確に突き
止め、まともな修理を行います。
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水平設置状態でよく確認すると、
洗濯槽が左側に向って傾いています。
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洗濯槽を引き出そうにもナットが固着し専用工具なしでは
不可能です。横倒しにするも底面側からは手が出せません。
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洗濯槽の固定方法は意外と単純で、周囲4本の
サスペンションロッドで吊り下げられているだけです。
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洗濯槽アウターの底面四隅に、ロッドの
下端が掛かるステーが出ています。
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洗濯槽を持ち上げるとロッドを取り外すことが
できます。傾きはロッドの長さに原因があります。
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取り外してみると、無負荷時のロッド長は4本ともほぼ
同じです。下端のスプリングにへたりがあるようです。
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サスペンションロッドを全て交換したいところですが、費用も
かかるので、4本の位置を入れ替えてバランスを取ります。
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試行錯誤の末、ほぼ水平状態になる組み合わせに辿り着きました。
洗濯槽の左側は、貼り付けたスポンジに触るか触らないかです。
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側面方向から確認すると、今度は写真右側
(本体奥側)に向かい僅かに傾いています。
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本体奥側の壁面には、元から大きな緩衝材が付いて
います。そこに軽く触れる程度なので問題ないでしょう。
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洗濯機の設置状況が悪く、全体が傾き底面の脚が4個とも完全に接地していない
状態でした。このままで容量一杯の洗濯物を投入し、長時間動作させると特定の
サスペンションロッドに負荷がかかり続け、結果ダンパースプリングが劣化していくと
考えられます。水平に設置し直し試運転すると、元の静かな洗濯機に戻っていました。
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