寒さが厳しさを増す中、暖房機修理のご依頼をいただきました。2台ある
暖房機のいずれにも不具合があるとのことです。ご高齢の方なので、暖房を
止めるわけにも行かず、その場で不具合を解決すべく現地に出向きました。
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1台はこちらのガスFF暖房機。吹き出し口のフィンが
上向きになり、温風が離れたところまで届かないそうです。
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暖房機の清掃を依頼した際に、フィンを
上向きに曲げられてしまったとのことです。
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表パネルを分解し上下動するシャッターとともにグリル全体を
取り外します。上向きに曲げてしまったなら元に戻すだけです。
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ところが、一度上向きに変形させてしまうと、簡単には
元に戻りません。時間をかけて徐々に変形を直します。
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何とかなりました。吹き出し方向を確認いただきガスFF暖房機は修理完了です。この
機種ではフィンの取り付け角度が固定で、ルーバ(角度可変)としては機能しません。
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もう1台はこちらの暖房機。内蔵する煉瓦を深夜電力で加熱し、昼間に気流で放熱させる
蓄熱式暖房機です。正直なところ初めて見ました。温度の調節ができない・・とのことです。
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温度調節スイッチのうち、温度を下げる(-)ボタンが
働かないそうです。上げる(+)ボタンは正常です。
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25℃くらいが丁度良いのに、どなたかが27℃にしてしまい、
私が点検しているうちに不覚にも30℃にしてしまいました。
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大変なことになりました、修理できるまで帰れません。
前面パネルを取り外し、スイッチボックスを点検します。
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ボックス内にスイッチ基盤が組み込まれています。
スイッチの感触からして、多分タクトスイッチでしょう。
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やはりそうです。スイッチ操作の不具合はほとんどタクト
スイッチの劣化が原因です。耐久性が十分ではありません。
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接点復活剤で内部接点を修復し、取りあえず温度調節が
可能な状態に戻します。後で部品交換が必要です。
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最後にダイニングの吊り下げ天井照明。しばらくすると
切れてしまいます。インバーター回路の動作不良でしょう。
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新しい器具それもLED照明をご希望で、後日再度お伺いする
ことに。化粧キャップ内の接続端子を確認し作業を終えました。
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