BCL(Broadcasting
Listener)ラジオ修理のご依頼です。守谷工房は高周波回路に
疎いので、「ダメモト」でよければお受けするようにしています。製造元を始め、修理店が
皆目見つからないのが現状で、拙い修理技術でも何とか修理して差し上げたいものです。
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SONYスカイセンサーシリーズ、1974年(昭和49年)発売のICF-5600です。
Amazon取り扱いの中古品で2~4万円もします(発売時価格20500円)。
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40年を超える長い年月が経過し、外装は細かな
埃にまみれ、外観が著しく損なわれています。
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電源スイッチを入れ、不具合の状態を確認
します。FMは問題なく受信できますが・・、
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バンド切り替えスイッチをSW・MWに切り替えた
とたん、ボツッボツッという耳障りな雑音が出ます。
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最初の不具合見込みは、バンド切り替えスイッチの接点接触
不良です。金属片が腐食するに十分な時間が経過しています。
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乾電池を抜き、裏側カバーを固定
しているネジを全て緩めます。
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当時の製品は、本体カバーの固定に
このような長いネジが使われています。
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筐体設計の考え方が根本的に異なっていた
ことが分かります。裏側カバーを外します。
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基板(配線パターン面)が露出しました。
辺り一面に異様な匂いが立ち込めます。
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当時のベークライト樹脂製基板、大量に使われているフラックス、配線コードを固定する
油脂、それらがケース内で40年以上経過し、強烈なラジオ臭を放っています。秋葉原
ラジオデパート内の古いパーツ屋の匂いと共通です。正直なところ、この匂いが好きです。
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表側カバーを外すには、音量調整やバンド切り
替えスイッチのツマミを外しておく必要があります。
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右側面にタイマー設定用のツマミがあります。
チューニングダイヤルは干渉しません。
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左側面にロッドアンテナが収納されてい
ます。カバーの一部とともに着脱出来ます。
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バーアンテナの奥に一か所だけ
ネジ固定があります。緩めます。
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基板全体を取り出します。外装側との結線は
アンテナ線1本のみです。扱いやすい実装です。
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作業室内には既にラジオ臭が充満しています。
40数年前に製造された名機の修理に挑みます。
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内部基板・ユニットの表側からの外観です。手前に10cmフルレンジスピーカーを
備え、凝った機構のダイヤルフィルム、トーンコントロールにタイマーも付いています。
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ボツッボツッ音は機械的な接触不良が原因だろうと
思い、接点が含まれる箇所を先に点検します。
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時計同様のメカニズムを備えたタイマーです。
スケルトンのケースに収まりスタイリッシュです。
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所詮タイマーは電源をON・OFFしている
だけなので、雑音の原因にはなりません。
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気がかりなのはバンド切り替え用スイッチです。ダイヤルの
回転を変換し多回路・多接点のスライドスイッチを動かします。
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スライドスイッチの内部がかろうじて見えています。
ここから潤滑剤を吹き付けますが・・、改善しません。
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スライドスイッチが原因ではないようです。ボツッボツッ音を
再度聞いてみると、電子回路が発生する雑音のようです。
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基板上に並ぶ電子部品を疑わざるを得ません。
煩わしいのでロッドアンテナの配線を外します。
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チューニングメーターも外します。固着して
針が動かないので、後で修理します。
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音量・音質調整回路の基板を外します。その下は低周波
増幅段の回路です。雑音の発生源かも知れません。
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電子的雑音の発生原因として、コンデンサー劣化の
可能性があります。怪しいいくつかを交換してみます。
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配線パターン側から吸い取り器で
半田を綺麗に取り除きます。
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このタイプのケミカルコンデンサーはあまり故障例を
見かけませんが・・、点検するとやはり正常です。
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それでも折角取り外したので、
新しいものに交換しておきます。
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高周波回路内の、おそらく中間増幅段にある
1000µF電解コンデンサです。見た目がどうも・・
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これも取り外してみます。基板に付いたまま
動作を確認できるほど技術がありません。
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1600µF以上もあります。容量が大きくなる
のも劣化でしょうか、それとも誤計測なのか。
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ストックがあるので交換します。40数年で
これだけダウンサイジングが進んでいます。
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出力トランス近くにある470µF
10Vの電解コンデンサーです。
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点検結果は問題ありませんでしたが
外したついでに交換しておきます。
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チューニングインジケータに関係していそうな電解
コンデンサーです。雑音には関係ないと思いますが・・
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220µF6.3V、これもストックがあるので
交換しておきます。雑音は一向に止みません。
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どうやらコンデンサーの劣化が原因ではないようです。
ボツッボツッの音量・音質とも当初と変わりません。
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抵抗器・コイル類が雑音を発生する可能性は高く
ありません。いよいよ能動部品を疑わざるを得ません。
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高周波に疎いので、手当たり次第に交換する
わけにはいきません。取りあえずダイオードを1本。
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高周波増幅の大部分は、ダイヤルフィルム機構の
下に隠れています。フレームごと外す必要があります。
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フレームの脚部にツメがあり
基板の穴に掛かっています。
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チューニングダイヤルからバリコンを
回転させる機構がネジ固定されています。
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バリコンのシャフトへ延びる
長いネジを引き抜きます。
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特殊な形状に加工された金具で固定されて
います。ギヤを外す前に合印を付けておきます。
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大ギヤが抜けるとフレームが
持ち上がるはずです。
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フレームの脚部が数か所で基板と
噛み合っています。ロックを外します。
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基板上にコードを固定するため、大量の油脂が
塗り付けられています。指先がベトついてきます。
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ダイヤルの回転をスライドスイッチの
移動に変換する機構を取り外します。
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これでスライドスイッチが完全に見える状態になりました。
あらためて潤滑剤を吹き付けます・・が、変化なしです。
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手詰まり感が漂い出した頃、ネット上にこのような記事を
見つけました。ラジオ工房様の同型機修理事例です。
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ラジオ工房様はボツッボツッ音の原因が
トランジスタにあることを指摘されています。
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ダイヤルフィルム機構がフレームごと持ち上がっているので、
ようやく高周波周りのトランジスタにアクセスできます。
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スライドスイッチ横1個目のトランジスタを取り
外します。配線パターン側で半田を吸い取ります。
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かすかに2SC710と読み取れます。三菱
製のデバイスで、何でも悪名が高いそうです。
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回路形でCE間の簡易テストをするも
hfeがまるで損なわれています。
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2SC710のスペックです。半田付けの信頼性を上げるため
端子に施した銀メッキが、イオンマイグレーションを起こします。
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取りあえずストックの2SC1815に交換してみます。
何にでも使える万能TRだと思い込んでいます。
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2SC1815のスペック表です。代表的な
汎用TRですが、既に生産終了しています。
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隣にある2個目の2SC710を同じく
2SC1815で置き替えてみます。
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変化が現れました。激しいボツッボツッ音が
完全に消えました・・が、放送が受信できません。
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どこかのサイトに「何にでも1815を使うバカ」とありました。
神話は崩れ、あらためて2SC710の互換TRを探します。
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いくつか候補が挙がるものの、どれも入手困難な
型番ばかりです。ようやく2SC380を見つけました。
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2SC710のhfeはCランクで100程度、1815は
700に達します。380は710とほぼ同じです。
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また2SC1815は元々ラジオ用のデバイスでは
ありません。380が入手できたので全て交換します。
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既に2SC1815に交換したTRを
あらためて2SC380に交換します。
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ラジオ工房様が2SC710の取り付け位置を
公開して下さっているので大変助かります。
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計4個の2SC710を2SC380に交換し終わりました。
調整用の機器がないのでコイル類には手を入れません。
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必要最小限の配線を元に戻し、動作テストを行います。
目標は雑音を消すことではなく、放送を受信することです。
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SW・MWとも受信できます、もちろん雑音はありません。受信感度がやや
低い印象がありますが、元々工房内の電波強度が十分ではありません。
外へ持ち出すとMWがガンガン入ります。SWにはアンテナが必要でしょう。
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大問題を解決できたところで、固着した
チューニングメーターを修理します。
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外側の透明カバーを外します。
中は簡単な電流メーターです。
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指針を軽く動かしてみます。粘着糊
でも付着しているように鈍く動きます。
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指針の支持方法を確認します。背面側のネジを
出し入れしてピボットの間隙を調整するようです。
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間隙が狭まり固着しているわけですから、
ネジをごく僅かに左回転して戻します。
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指針が左側に戻ってきました。0位置も調整
したいところですが、無理はしないでおきます。
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チューニングダイヤルを回すと、同調に
合わせて敏感に指針が振れます。
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外装カバーに組み込む前に、スピーカーも
取り付けた状態で再度動作確認を行います。
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この汚れ果てた外装を何とかしたいものです。
埃はひどいものの、大きな傷は見当たりません。
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洗剤をかけて全体を水洗いしました。新品当時の
しっとりとした樹脂肌が蘇ります。さらに磨き上げます。
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水洗いにより細部に入り込んでいた埃が取り除かれ、美観が
復活しました。SONYらしい精悍で精密感を醸し出す印象です。
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前面側カバー内にユニットを収めます。引き出す時は
夢中でしたが、所定位置になかなか入りません。
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背面側カバーの内側に、スピーカーを押さえ付ける
スポンジパッドが付いています。ボロボロです。
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完全に取り去ってから、ウレタン
スポンジを当てて代用します。
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基板の穴をくぐるよう、
大まかに形状を整えます。
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ツマミ類を元に戻します。が、ツマミ自体も
長年の汚れで外観が損なわれています。
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樹脂用研磨剤を使い
表面を磨き上げます。
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音量ツマミも手垢が付いてかなり汚れて
います。そのままでは外観を損ねます。
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同じく樹脂用研磨剤を用いて磨き上げ
ました。SONYクオリティを復活させます。
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音質にこだわった製品らしく、高音・低音調整用の
スライダー、ラウドネススイッチまで装備しています。
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守谷工房は見た目綺麗に仕上げることにもこだわり
ます。世界のSONY、Made in Japanの復活です。
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ご依頼主にお返しする日が来ました。何とか修理に成功した状態でお返しすることが
でき何よりです。同時に、作業室中に充満していた懐かしいラジオ臭ともこれでお別れ
です。最後に、故障原因を教えて下さったラジオ工房様に心より感謝申し上げます。
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