療養先のベッドに付属している照明器具が使いにくくて仕方ありません。手元の
コントローラーで明るさを調整できるのですが、就寝時に明るさを絞ろうとすると
ツマミの働きがひどく不安定で、途中で点滅したりいきなり消灯したりします。
内部の可変抵抗器が劣化していることは明らかで、もう暇に任せて修理の手が
動いてしまいます。幸いなことに車の中にはツールボックスが積んでありまして・・。
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見るからに簡単な構造で、手っ取り早く片付け
たいものです。まず、ツマミを引き抜きます。
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明るさ調整用の可変抵抗器の回転シャフトが突き
出ているだけです。根元の固定ナットを緩めます。
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テレビ台に付属するテーブル上で作業して
います。表側の固定が解除されたはずです。
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コントローラーを裏返し、裏側
カバーの固定ネジを緩めます。
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内部は金属板でシールドされています。
インバーターのノイズを遮断するためでしょう。
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金属板の内側は樹脂シートにより覆われて
います。回路基板の配線面を絶縁しています。
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金属板によるシールドは、表側・裏側の
2枚に分かれています。表側も外します。
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絶縁用の樹脂シートは、1枚で表側と
裏側を包み込むように覆っています。
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樹脂シートを外すと回路基板が現れます。可変抵抗器は基板に直接取り付けられて
います。スマートフォンのカメラで撮影しているので、ピントが甘く画質が劣ります。
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携帯用ツールボックスには、100円ショップの
潤滑スプレーを入れています。これで代用します。
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開放型の可変抵抗器なので潤滑剤を入れられます。
もっとも、開放型なので早く劣化が進むのですが。
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大急ぎで組み戻します。可変抵抗器の摺動面接触不良が改善され、ツマミの
回転に従って明るさが連続的に変化するようになりました。もちろん最初から
苦情を言えばいいようなものですが、別のコントローラーと交換されて、多分
それも劣化している可能性が大です。ほんの一時、暇つぶしになりました。
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