守谷工房のリペア5へ                守谷工房Topへ

ジェットバスを復活させる2(2024.12.20)


回路図まで起こして電源ユニット基板の一部を
修復し、再びご依頼主お宅に伺います。負荷が
接続されない状態では、電力も出力されないの
だろう・・と安易に思い込み、接続してみますが。
やはりダメです。ユニットは直ってなどいません。

 

ここで、元の電源ユニットを蘇らせる以外に
別の案を携えて乗り込んでおりました。
 

浴槽手前のエプロンを外してみます。
配管が浴槽右側の奥からでています。
 

ジェット吹き出し口の裏側です。モーターを含む
ジェットポンプユニットが取り付けられています。
 

ユニットは手が届くところにあり、配線も確認でき
ます。最低限のメンテ性は考えられているようです。
 

このケーブルがモーターの電力供給線のようです。
壁面から出てモーターの端子に接続されています。
壁面内部を伝い天井裏の電源から延びています。

 

工房で使用しているユニバーサル電源装置を持参
しています。モーターへの配線が分かれば、直接
電源を接続することで不具合の有無を確認できます。
 

モーターへの配線を、手前で
思い切り切断し芯線を出します。

 

ユニバーサル電源装置を
コンセントに接続します。
 

さて、吹き出し口からジェットが・・出てくるではあり
ませんか。モーターもジェットポンプもまだ健在です。
ただし、持参した電源装置が非力のためジェット流は
さほど強力ではありません。スイッチング電源全盛の
時代、大容量電源を用意することは難しくありません。

 

それと、左側(足元側)の吹き出し口からは
ジェット流が出ていません。電源容量不足の
影響か、配管に詰まりがあるのか、まさか
モーターの劣化でなければ良いのですが。

 
守谷工房のリペア5へ                守谷工房Topへ