盤面にキャラクターが描かれた楽しそうなホッケーゲームです。
盤面に数多く開けられた小穴から空気が吹き出し、ホッケーの
パックが僅かに浮き上がり盤面上を低フリクションで滑ります。
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うんともすんとも言わないそうです。
最初に乾電池の状態を確認します。
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UM-1乾電池は2本とも
ほぼ新品の電圧があります。
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次に乾電池ホルダーにセットした
状態で通電の有無を確認します。
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乾電池ホルダーの金具に全く電圧が
かかっていません。原因は金具の腐食です。
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小型のヤスリで腐食を削り落とします。
乾電池が液漏れしたことがあるようです。
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金具部分まで電圧が
かかるようになりました。
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本体の電源スイッチを入れてみます。
まだ、うんともすんとも言いません。
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本体の内部を調べます。周囲の
固定ネジをひたすら緩めます。
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内部は小型のシロッコファンを駆動するモーターユニットが取り付けられて
いるだけです。乾電池ホルダーからスイッチを介して配線が延びています。
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モーターへの配線に手をかけると、接続が切れて
しまいました。ほとんど切れかかっていたようです。
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乾電池ホルダーの金具側
配線も既に切れています。
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切れたビニル線を点検します。被覆を
剥くと芯線が錆びて黒く変色しています。
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玩具の配線に時おり見られる粗悪品
です。まともなビニル線に交換します。
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ツールボックスにあったやや古いビニル
線(左側)ですが、かなりマシでしょうか。
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芯線をねじり合わせ、半田で
コーティングしておきます。
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乾電池ホルダーの金具も腐食を削り
落とし、新しい半田を乗せておきます。
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ビニル線を半田付けします。もう1本の
ビニル線はまだ使用できそうです。
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他方をモーター端子へ半田付けします。
ここで電源スイッチを入れてみます。
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シロッコファンが勢いよく回転します。この程度の風量と
風圧で、盤面全体でパックを浮上させられるのでしょうか。
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本体カバーを元通りに組み立てます。
乾電池ホルダーのカバーを被せます。
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玩具とはいえ適切に風量・風圧が設計されて
います。パックが面白いように軽く滑ります。
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パックを打ち返すパッドは、大小2種類が付属しています。なるほど、難易度を
変えてゲームを楽しめるようにしているわけです。盤面に開けられた小穴の数や
大きさや配置も、試行錯誤の末にこの玩具に込められた設計の成果なのでしょう。
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