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新幹線おもちゃの修理(2015.06.21)

モーターが内蔵された自走式の新幹線。前輪が
自在輪なので自分で方向を変えながら走行します。
 

故障個所が不明のため乾電池をセット
して、動作を確認することにします。
 

裏蓋を外します。

 

UM-2乾電池を2本セットします。
走行には何も問題がありません。
 

屋根についている赤・黄・緑のボタンで疑似音が
発生します。しかし、全て同じ音(警笛音)がします。
 

内部に何か問題があるようです。分解に
かかる前に乾電池を抜いておきます。
 

本体は上下に分割され5本の
ネジで固定されています。
 

加えて2本、乾電池ボックスの
内部にもネジがあります。
 

上下に分解できました。
故障個所を探します。
 

本体上側、屋根の内側に2層の
電子回路が取り付けられています。
 

2層の回路はグルー(糊)で簡単に接着されて
いますが、その接着が取れて浮いています。
 

基盤を固定しているネジを緩めて
回路を本体から外します。
 

小さいほうの回路です。マイクロチップの
出力を増幅するドライバだと思います。
 

よく見るとはんだ付けされているはずの
リード線が1本(黄)外れています。
 

リード線の切断により疑似音の発生に
問題が生じていたと考えられます。
 

リード線の先をはんだ付けが
しやすいよう加工し直します。
 

元の位置(青スイッチの端子)に
しっかりはんだ付けします。
 

隣のリード線(赤)も念のため
はんだ付けし直しておきます。
 

元々グルーガンを使って簡単に固定されて
いました。その残りを綺麗に除去します。
 

改めてグルーガンでグルー(糊)を塗り
付けます。絶縁処理を省略できます。
 

2枚の回路を貼り合せます。グルーが
冷えて固化するまでしばらく待ちます。
 

2枚の回路の間にグルーが
充填されています。
 

電子回路を本体にネジ止めします。

 

分解したついでに走行メカ部を
クリーニングします。埃だらけです。
 

4色のボタンを押して動作を確認します。
赤:警笛、黄:アナウンス、緑:発車ベル
 

2組のドライバのうち片方は先頭ライトの
点灯用で、LEDが点くようになりました。
 
修理完了


 
 
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