おもちゃ病院で修理を担当したプラレール車両です。動力ユニットを搭載しない
従動車で、代わりにサウンドユニットが組み込まれています。簡単な修理内容
でしたが、今回から撮影に使うカメラを変更しました。4年間使用したNikon製
COOLPIX P600が不調をきたし、Panasonic製LUMIX
DC-FZ85を導入
します。P600で悩まされてきたオートフォーカスの性能が抜群に優れています。
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お預かりした時点でこの状態です。ご自身で修理を試みられたようです。
故障状況に「動かない」とありますが、従動車なので動きはしません。
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動力ユニットを搭載しませんが、
乾電池ホルダーがあります。
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UM-4を2本直列接続
(3V)で使用しています。
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乾電池ホルダーの反対側に配線が引き
込まれています。スピーカーのようです。
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配線の途中に組み込まれている小型の
回路基板です。サウンドチップのようです。
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回路基板から延びる配線の先に、
リードスイッチが取り付けられています。
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外れていた樹脂製歯車はリード
スイッチの下側に収まりそうです。
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車輪の回転により歯車が駆動され、カム
部分がリードスイッチをON・OFFします。
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外れていたサブフレームが
駆動部を覆うように載ります。
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動力車に牽引され車両が動くと
車輪および歯車が回転します。
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サブフレームの間に回路基板が
収まります。ネジで固定します。
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乾電池はサウンドチップを動作
させるための電力を供給します。
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「動かない」のではなく「鳴らない」のは、
乾電池ホルダーの接触不良が原因です。
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ホルダー金具が変形し乾電池と接触していません。
金具の角度を調整し、電気的接触を復活させます。
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金具の表面に腐食があります。
細いヤスリで軽く研磨します。
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サウンドチップ(回路基板)まで電圧が加わることを確認
します。チップ自体には問題ありません。簡単な修理です。
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もう一方の車輪を嵌め込みます。
ここで内部の配線を整えます。
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電池ホルダーを含むカバーを取り付けます。
固定ネジが紛失しているので補填します。
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外装を被せます。通勤型〇×△系
電車、詳しくは分かりません。
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電池交換のためネジ1本のみの固定です。床に置いて
動かすと、電車走行のリアルなサウンドが流れます。
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簡単な修理でした。作業を撮影記録してきたDC-FZ85ですが、写真画質の優劣は
この程度の写真では判断出来ません。WEB掲載用の写真では一眼レフもコンパクトも
何ら差が出ません。P600よりもフォーカシングが速く、わずか20mmの近撮ができる
点が使いやすいと思います。モニターが固定式で解像度が低いところが難点でしょうか。
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