久々におもちゃ修理の記事です。毎週開催されるおもちゃ病院に参加し、なにがしか
おもちゃを修理しています、なかなか写真記録を撮れませんが。今回はミニクーパーの
ミニカーと、電子音内蔵の哺乳瓶のおもちゃです。いずれも簡単な修理で助かりました。
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まずミニカーですが、ルーフが外れています。
部品としては透明樹脂製のウィンドウが含まれます。
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ウィンドウの縁取りとピラー部のブラック塗装が
かなり剥げています。簡単に補修します。
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プラ用の塗料など持参していないので
ブラックの油性サインペンで代用します。
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サインペンは合成色なので漆黒とはなりませんが、
外側から眺める分には気になるほどではありません。
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数か所に瞬間接着剤を差して
ウィンドウ部品を固定します。
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これが本来のルーフです。
1か所で破断しています
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樹脂用接着剤で補修します。破断面を
突き合わせておき、接着剤を流し込みます。
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瞬間接着剤を差して
ルーフを固定します。
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ウィンドウ部品の非露出部分が隠れ、赤と白の
ツートンがミニクーパーらしさを醸し出します。
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プルバック機構に特に問題はなく、外れた
部品を取り付けるだけの簡単な修理でした。
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もう1件は小さな哺乳瓶のおもちゃです。子供が人形の赤ちゃんにミルクを飲ませて
遊ぶのでしょう。手にしてしばらくの間、その仕掛けが全く分かりませんでした。
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背面のカバーを開けると
乾電池が組み込まれています。
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電気的な仕掛けが内蔵されているようです。
乾電池を外すと固定ネジがあります。
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ネジを見つけると、ほとんど
条件反射的に緩めてしまいます。
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哺乳瓶の頭部にも2本の
固定ネジがあります。
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ツメを解除しながら本体を
徐々に左右に分離します。
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内部を見てようやく仕掛けが分かりました。頭部に押しボタン
スイッチとDSP回路、底部にスピーカーが組み込まれています。
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本体先端部(乳首)を押すと内部のスイッチが
導通し、DSP回路が何らかの音声を出すようです。
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遅ればせながら、スイッチを
押しても何も音が出ません。
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テレビのリモコンと同じ構造で、
接触不良を起こしやすい部品です。
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ですが、基板面のスイッチ電極を
短絡させても、やはり音が出ません。
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DSPチップもよく破損しますが、その
前に底部のスピーカーを確認します。
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底部へ延びる配線が、スピーカー
端子に半田付けされています。
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見た目では分かりませんが、ピンセットでつまんでみると配線の片方が切れて
います。ビニル被覆の先に芯線が見えるので、半田付け部分で切れたようです。
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こちらも修理は簡単でした。丁寧に半田付けし直し、本体を組み戻して修理完了
です。よろしかったら、DSPが作り出す赤ちゃんの声を動画でお聞きください。
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