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プロペラカー組み立てキット(2021.2.20)


ゴム動力でプロペラを回転させて走行する「プロペラカー」を開発しました。
小学生(3・4年生くらい)にも製作できる簡単な組み立てキットで提供します。
部品の精度が高く、平らな床面を勢いよく5~10m走行します。完成後に
楽しく遊びながら、エネルギー変換の原理を学ぶことができます。また、
透明度の高いアクリル製ですので、美しい外観を長く楽しむこともできます。

 

推進用プロペラは、5インチ(12cm)径の
ライトプレーン用を海外から調達しました。

 

走行安定性と直進性を高めるため
後輪のトレッド幅を大きくしています。

 

組み立てキットにて提供します。
必要な部品が全て含まれます。



工具としてハサミかカッター
ナイフを用意して下さい。

 

袋から取り出した全部品です。ベースプレート、マスト、車輪(4個)、
プロペラ、ビニル袋にまとめられた小物部品、以上が入っています。
 

小物部品の内容は、シャフト(90mm)、シャフト(60mm)、軸受(4個)、
スペーサー(4個)、ビニルチューブ(20mm)、フック、輪ゴム(3本)です。

 

プロペラカーの組立て方を順を追って説明します。
アクリル部品は傷防止のため保護紙が付いています。

 

ベースプレートを用意します。
4mm厚のアクリル製です。

 

保護紙を剥がします。剥がし始める時に
ハサミかカッターナイフを使うと簡単です。

 

裏側も剥がします。途中で保護紙が
破れないよう丁寧に剥がします。

 

綺麗な透明のベースプレートです。必要な穴などは全て加工
済みです。静電気を生じやすいので埃を避けるようにします。

 

次に軸受の部品を用意します。
同じように保護紙を剥がします。

 

シャフトが通る穴が詰まっていたら
破片を押し出しておいて下さい。
 

4個とも保護紙を剥します。小さな部品
なので失くさないよう気を付けて下さい

 

軸受をベースプレートの
穴に差し込みます。

 

後で抜けてこないように
少しきつめに加工してあります。

 

ベースプレートに密着するまで
しっかり押し込んで下さい。

 

前輪の軸受を取り付けたところです。嵌め込みが
ゆるいようでしたら、接着剤を併用して下さい。

 

続いて後輪用の軸受
2個を取り付けます。

 

こちらもベースプレートに密着する
までしっかり押し込んで下さい。

 

真横から見て軸受が密着
していることを確認します。
 

前輪・後輪とも軸受を取り付けたところです。ベースプレートに
開いた大きな穴は、ここから車輪部品を1個切り出した跡です。
材料を効率良く使用し、しかも本体の軽量化につながります。

 

車輪の部品を用意し
保護紙を剥がします。

 

切り抜き部分に破片が残って
いたら取り除いて下さい。

 

ビニル袋に入っている小物部品を用意
します。紛失しないよう気を付けて下さい。
 

ビニルチューブ(20mm)を
半分の長さに切ります。

 

さらに半分の長さに切り、
約5mmで4本にします。

 

車輪がシャフトから抜けてこない
よう、ストッパーとして使います。

 

短く切ったビニルチューブを、短い方
(60mm)のシャフトの端に差し込みます。
 

車輪を1個通します。先に
前輪を組み立てています。

 

続いてスペーサーを1個通します。小さな
部品なので失くさないよう気を付けて下さい。

 

スペーサーにより走行中に車輪が
ベースプレートに接触しないようにします。

 

既にベースプレートに取り付けられている
前輪用軸受にシャフトを通します。

 

反対側の軸受を通り
シャフトが出てきます。

 

出てきたシャフトに同じく
スペーサーを通します。

 

スペーサーがないとベースプレートに
車輪が接触することが分かると思います。

 

スペーサーを介して
反対側の車輪を通します。

 

車輪の外側にシャフトが
3~4mm出るはずです。
 

ビニルチューブを通して
車輪が抜けないようにします。

 

車輪が軽く回転しない時は、ビニル
チューブの差し込みを調整します。

 

前輪と同じように
後輪を組み立てます。

 

後輪用のシャフトは前輪用よりも
長く90mmの長さがあります。

 

シャフトの端にビニルチューブを取り付けます。
左右とも車輪が軽く回転することを確認します。

 

ベースプレートに前後車輪が取り付けられ、4輪車として走行できる
状態になりました。車輪が軽く回転する状態であれば、車輪径が
大きく低重心のため、手で押すだけでスムーズに走行します。

 

動力装置を取り付ける
マスト部品を用意します。

 

先に保護紙を剥がしておきます。
アームの長い方が後方になります。

 

アームの短い方にプロペラ
ヘッドを取り付けます。

 

ライトプレーンとは逆にフックを上に向け、
奥に当たるまでしっかり差し込みます。

 

反対側にゴムフックを
しっかり差し込みます。

 

簡単ながらプロペラカー
動力装置の完成です。

 

マストをベースプレートに取り付けます。
予め差し込み穴が加工されています。

 

接着剤無しで組み立てられるよう、やや
きつめに嵌め合い加工されています。

 

穴の奥までしっかり押し込んで下さい。
万一ゆるい場合は接着剤を併用します。

 

マストとベースプレートを密着させ
隙間が見えないようにします。

 

本体の組み立て完了です。細かく説明してきましたが、おそらくここまで
20分ほどの作業かと思います。小学3・4年生を対象にした工作教室など
でも、40分ほどで完了できると思います。組み立てに失敗する可能性が
低く、部品を破損してもスペアパーツを供給できます。図画工作や理科の
授業教材、自由研究やものづくり工作教室の題材としてご検討下さい。

 

最後に動力源となる
輪ゴムを用意します。

 

3本をまとめてプロペラ
ヘッドのフックに掛けます。

 

反対側をゴムフックに掛けます。輪ゴムの長さや
本数を工夫することで走り方が変わるはずです。

 

ただし、極端に強力なゴムバンドを使用すると
プロペラヘッドやマストが破損しかねません。

 

プロペラを回して輪ゴムを巻き上げます。
前方正面から見て時計方向(右回り)です。

 

あまりきつく巻き過ぎると輪ゴムが切れて飛びます。
少し危険でしょうが、子供たちには必要な体験です。

 

全長にわたりコブが2重に
できるくらいが丁度良いようです。

 

プロペラが勢いよく回転し、後方に吹き
出る気流により推進力を生みだします。

 

何段階もの試作と改良を経て
現在の設計に到達しています。

 

今後もデザインや使用材料を
変更する可能性があります。

 

頒布価格はまだ検討中ですが、1台600円くらいになりそうです。
デザインや使用材料を変更することにより、走行性能を向上させ
ながらコストダウンも図り、頒布価格を抑えるよう努力して参ります。

 

本体を構成するアクリル製部品のCAD図面を公開します。画面を右クリックし
「名前を付けてリンクを保存」によりDXFファイルをダウンロードできます。

 

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