前面両開きの扉を取り付け、本来のお仏壇と同じ基本構造で
寸法は高さ600mm、横幅510mm、奥行365mmとしました。
前面扉を開けたところ。内部にはご位牌が鎮座する棚を取り付け
お線香など仏具を収納する引き出しを1本組み込みました。
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家具調の中にも仏具としての印象を残すため
天板稜線にルータービットにてR加工を施しました。
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箱組にダボ接合を用いたため外側表面に
釘や釘穴の痕が一切出ていません。
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製作費用を抑えるため14mm厚のエゾ松材を使用。
側板に柾目材、天・底・扉に板目材を配置しています。
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また、幅広の平板を得るため、90mm幅の
単材を必要枚数(3~4枚)平接ぎしています。
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塗装は砥の粉による目止めの後、調合した
ステインで着色、透明ウレタンにて仕上げました。
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扉を開くと上部に天幕板が見えます。大きく
R加工を施しお仏壇に装飾を加えました。
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内部の棚板と引き出しまわり。棚板は留め具に
載せる方式なので、取り外すことができます。
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扉開閉用の蝶番は30mmの真鍮製を用い
ました。輝く金色がささやかな装飾を加えます。
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扉固定用にマグネットを使用しましたが、キャッチ板は
天幕板を避けて天板裏側に取り付けてあります。
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引き出しを引いてみます。
内部は無塗装としました。
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棚板を持ち上げてみます。棚板の
裏側に留め具が嵌る溝があります。
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平接ぎによる扉には、反り返りによる変形を防ぐため
上下に反り止め材(赤ラワン)を嵌め込んであります。
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