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1×4(ワンバイフォー)チェア

ホームセンターで入手できる1×4(ワンバイフォー)材を使い、構造の簡単なチェアを
製作しました。SPF材はその低品質の材質ゆえ家具用には不向きですが、その価格と
流通量の豊富さが魅力です。またインチベースの○×○というサイズ規格は製品設計の
幅を制限し、箱物に類する製品ばかり出来上がってきます。逆の発想で箱物の延長線上に、
極力無骨さを避けた椅子のデザインを考えました。必要な材料は6フィートの1×4材5枚
のみで、製作方法はとても簡単です。中学校技術科で材料加工の教材としても検討できると
思います。工房では完成品だけでなく木材料セット(組み立てキット)も提供致します。

**本製作品は製作過程の詳細を公開しております**


 

背板の一部にオリジナルのロゴを入れることができます。
レーザー加工機による刻印なので消える心配はありません。
 

自然木の素材感やSPFの芳香を残すため
サンダーによる研磨仕上げのみで無塗装です。
 

角材を使用せずホゾ組みも一切取り入れて
いませんが、十分な強度が確保されています。
 

1×4の板材のみ使用した単純な構造
なので、組み立てが簡単でDIY向きです。

 

脚部に末広がり方向のテーパーと外側稜線に沿った
R加工を施し、家具としてのデザイン性が向上しています。
 

座板最前部の稜線にもR加工を施すことで
腰掛け時に膝裏の当たりを和らげています。

 

座板近くまで背板が覆っているため、腰掛け深さが
やや浅くなりました。改善の余地がありそうです。
 

投影平面は450mm(幅)×450mm(奥)の正方形です。脚の
テーパー以外に非直交部がないので精度を保つことが容易です。
 

単一(1×4)サイズの材料で製作できる、部品加工が簡単(単純)、組み立ても簡単、
短時間で完成する、まぁまぁのデザイン、十分な実用強度、多目的・多用途の実用性、
材料費・製作費が非常に安い、材料の入手が容易、など多くの特徴を備えた守谷工房
オリジナルの製作品です。DIYキットや技術科材料加工の教材としてもご検討下さい。
 

1×4チェアーのCAD設計図
 

大きさ・材質
・本体:450mm(幅)×450mm(奥)×800mm(高)、SPF1×4材。
・腰掛け部:419mm(高)。

 

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