電話で「ドアを付け替えて欲しい」とのご依頼です。既存のドアを、網戸が付いた
通風機能のあるものに交換したいそうです。交換用のドアは既に入手されている
ようで、「同じサイズ・規格のものでしょうね」とお聞きしたところ、「多分そうだ」と
おっしゃっていました。入れ替えるだけならば、実に簡単な作業で済みます。
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1.現地下見 |
ともあれ現地の下見・確認に伺います。工房から
13km、車で30分ほどの隣町常総市まで出かけます。
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ありふれた化粧合板製勝手口用ドアです。間口寸法が
1943mm×750mm、正確に採寸し何度も確認します。
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ドアとセットの間口フレームです。ネジ
固定なので簡単に取り外せるはずです。
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クローザーも標準的なものなので
こちらも取り外しは簡単です。
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間口の下枠と面一で間口フレームがネジ固定されて
います。フレームの材料厚分欠き取られているようです。
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縦枠に対してはフレームを被せて固定されて
いるので、左右の縦枠間隔が間口寸法となります。
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これが交換用のドアです。古家から取り外してきた中古品です。
一見して、先ほどの間口と寸法が違うことが分かります、大きいです。
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外側に虫除け用ネットが張られた網戸障子が
取り付けられています。簡単に脱着できます。
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網戸障子の内側にガラス戸が入っています。室内
側から上下にスライドさせて開閉できる構造です。
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着色アルミ製の勝手口用サッシドアで、
軽量の割に非常に堅牢な構造をしています。
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表面全体に泥汚れがあるものの、傷みが少なく蝶番や
ドアノブの動作も問題ありません。新品はかなり高価です。
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しかし、大問題は寸法がまるで異なっていること
です。間口枠で2071mm×771mmもあります。
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既存の間口に収めるには、寸法の変更
つまり、リサイズしなければなりません。
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2.工房へ搬入 |
寸法的にも重量的にも乗用セダンには積載できないので、
ご依頼主にお願いして軽トラで工房まで運んでもらいました。
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あらためて各部分の状態を確認します。同時に、リサイズのため部材を
切断可能かどうか、どこで切断するか、念入りに構造を調べます。
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ドアを閉める方向に常に力が加わっている
ので、先にクローザーを解除、取り外します。
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アルミ製で軽量のはずですが、それでも30kg
ほどあるのでしょうか。取り回しが大変です。
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ドアを90度開いた状態で、蝶番固定
以外の干渉箇所がなくなります。
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本来のドアが直立した状態で、ドアを
垂直方向に持ち上げると抜けてきます。
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クローザーアームの固定
金具を取り外します。
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部材を切断することで問題なくリサイズできるのか、元の
間口に一発で嵌め込むことができるのか、不安が募ります。
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3.外枠分解 |
リサイズの計画を考えます。サッシドアの間口フレームは、一番手前の飛び出し部分で
2005mm(高さ)×752mm(幅)であることが分かりました。横幅方向は僅かに耳を
削り落とすことで嵌まるでしょう。高さ方向は2005mm-1943mm=62mmのサイズ
ダウン、つまりドアの縦方向の構成部材を、全て正確に切断しなければなりません。
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ドア本体は外側フレーム(外枠)と障子フレーム
(障子枠)の2重枠により構成されています。
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外枠から分解していきます。クローザーの
本体やドアノブを先に取り外しておきます。
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玄関ドア用にも用いられる
しっかりしたドアロック機構です。
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止めネジを緩めると室内
側のドアノブが外れます。
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アーマープレートを外します。新品時の
保護シートがまだ残っています。
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室内側の台座固定ネジを緩めると
ドアノブが外側に抜けます。
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シリンダー錠やサムターンも、外側に
突き出て支障となるので取り外します。
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既に固定ネジがなくなっているので
錠ケースも取り外しておきます。
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このネジ1本で、網戸サッシを
内側から固定しています。
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ネジを緩めると、網戸サッシが
僅かにスライドして外れてきます。
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外枠を組み付けているネジは、側柱に開けられたこの穴を貫通し、奥側の
側面を框材に固定しています。樹脂製のキャップが嵌め込まれています。
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樹脂製キャップを外します。
目隠しの役割もあるのでしょう。
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貫通穴を通してドライバーを
差し込み、固定ネジを緩めます。
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奥側側面の手前に、鉄製の
補強板が添えられています。
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框材(外枠横方向の部材)が
垂直方向に抜けてきます。
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これで左右の側柱も外れてくるかと思い
きや、中央部にある爪を挟みスライドして。
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外枠が取り除かれると、互いに上下にスライド
する2枚のガラス戸を含む障子枠が残ります。
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4.障子枠の分解とリサイズ |
さらに障子枠を分解します。障子枠の
リサイズに成功しなければ始まりません。
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外枠と同様に4隅各2本の長ネジで固定
されています。単純に外れそうですが、
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側柱枠内にガラス戸を互いに上下させる
吊りワイヤーとプーリが仕組まれています。
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ワイヤー端のネジ止めを外すと
側柱枠が完全に外れてきます。
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左右2本の側柱枠、上下2本の框枠に
分解され、2枚のガラス戸が残ります。
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側柱枠に取り付けられている蝶番を外します。サッシ
チャンネルの内側から補強材が当てられています。
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先ほどの計算に従って、全ての縦方向部材を正確に62mm
ずつ短くする必要があります。高速切断砥石を使用します。
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アルミ合金製なので材料は柔らかく、切断機で容易に切り離すことが
できます。切断機のマイターに固定することで正確に作業できます。
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框材と組み付けるため側柱端には切り込み加工が
施されています。正確に再現する必要があります。
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3枚の補強リブのうち、両側の2枚は
ハンドグラインダーで何とか切断できます。
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中の1枚はグラインダーの刃が届かないので、
アクリルカッターで切込みを入れて折り取ります。
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ペンチで挟み強く何度か上下
させると、何とか折れてきます。
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ヤスリでバリを取り、仕口の
形を整えておきます。
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切り離した元の部材を元に
ネジ穴を再現します。
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障子枠を組み付ける直前に、新たに問題を見つけました。
ガラス戸のスライド範囲も変更しなければなりません。
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プーリの位置が固定されているので、
上側のガラス戸が完全に閉じません。
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吊りワイヤーをリサイズした62mm分
延長する必要があります。針金で補います。
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吊りワイヤーを枠内に仕舞いながら
障子枠を元通りに組み付けます。
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長ネジを打ち込んで固定します。
側柱端の仕口は上手く合っています。
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障子枠のリサイズ作業を終えました。外見的に
問題もなく、元の強度が出ているようです。
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5.外枠のリサイズ |
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障子枠を取り囲む外枠のリサイズ作業に入ります。先に蝶番の取り付け位置を
調整します。ネジ穴の位置決定は簡単です。全て62mm低い位置に変更します。
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補強版をチャンネル内側に固定する
ためのネジ穴2個を先に開けます。
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補強版を当てた状態で、蝶番を
固定するネジ穴位置をなぞります。
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計6個のネジ穴位置がマークされています。
穴あけの後で部材をリサイズします。
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穴あけ位置をセンターポンチでマークします。
ポンチ先端をやや鋭く研磨してあります。
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アルミ合金なので、金属加工は非常に
楽です。切削油も必要ありません。
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チャンネル材内側に補強版を固定します。6個の
蝶番固定用ネジ穴が正確に開けられています。
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さらに、外枠の左右2本の側柱に、框材と
ネジ固定するための穴を開け直します。
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手前側は貫通させるので、ネジ頭が
通るよう大径の穴を開けておきます。
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再び高速切断砥石により、外枠側柱の
2本を、正確に62mm切り詰めます。
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アルミ合金が押し出しで成形された
複雑な断面形状を確認できます。
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蝶番が取り付けられていた元の位置では、
チャンネル材の一部が欠き取られています。
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蝶番回転部の干渉を避けるためであり、
位置変更に伴い切り欠きも拡大します。
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やはり62mm相当を切り欠くことになり
ます。ハンドグラインダを使用します。
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切り欠いた後、ヤスリにより
形を整えバリを取ります。
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蝶番を取り付ける準備ができました。中央の
大きめの穴は、裏側補強板の固定ネジ用です。
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元通りにネジを締め付け、
蝶番をしっかり固定します。
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6.外枠組み付け |
障子枠の周囲に外枠を取り付けます。
中央部にある爪を内側に滑り込ませます。
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障子枠・外枠ともリサイズに問題あり
ません。目的の長さに揃っています。
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切り落とした外枠端は、このように切り欠き
加工されています。再現しなければなりません。
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リサイズした部材端に、
同等のケガキを入れます。
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ハンドグラインダで2方向
から切り込みます。
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加工誤差やバリはヤスリで
手加工し仕上げます。
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框材を組み付けようとすると、さらに
加工の必要な箇所が見つかりました。
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側柱枠内側に折り返しが残っており、
框材の組み付けを邪魔しています。
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リサイズ相当分(62mm)をハンドグラインダで落としました。
固定ネジが通る穴が見えています。右端は元のネジ穴です。
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框材がピタリと収まります。リサイズ作業を通して
アルミサッシ製品の合理的な設計が理解できます。
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外枠を一挙に組み上げていきます。左右方向に
リサイズは必要ないので、精度維持が容易です。
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長ネジを締め付けて、元通り
堅牢に組み上げます。
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障子枠+外枠、すなわちドアの稼働側が完成しま
した。外観的にはリサイズしたことが分かりません。
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保護ビニルシートが残ったまま
汚れ果てたアーマープレートです。
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ビニルシートを丁寧に剥がし、錆付いた
プレート面をサンドペーパーで研磨します。
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輝きを取り戻しました、新品同様です。
後でドアノブも綺麗にしたいものです。
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錠ケースを元に戻し、アーマープレートを
取り付けて外枠のリサイズ作業を終えます。
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