BOSE製PLS-1310、CDアンプリファイアー+チューナー(取扱説明書に記載
されている正式名称)が、CDを再生できなくなっています。トレイの開閉不具合で
夏前にも1台修理していますが、今回は完全にピックアップが寿命のようです。
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CDドライブはシャシーの底部に
あるので作業のほとんどが分解です。
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一度分解した経験があるので、気が楽です。
分からない時は自分のWEBを見ます。
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外側カバーを後方にスライド
させ、持ち上げて外します。
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長い年月のうちに内部に埃が溜まって
います。先にクリーナーをかけます。
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分解手順は前回の記事に記録しましたので、
最後のCDドライブを外すところまで飛ばします。
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CDドライブの接続ケーブル
(2本)を抜き取ります。
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今回は前面パネルを外して作業します。
前回は取り付けたままで進めました。
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CDドライブに無理な力を加えたり、
周囲の部品を傷付ける心配がありません。
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外れたパネルを右後方に
跳ね上げておきます。
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CDドライブは手前2本、後方1本、計3本の
ネジでシャシーに固定されています。
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手前側は金属フレームを
介して固定されています。
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底面に付属する制御基板です。旧式の
ドライブなのか、部品数がかなり多いです。
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ピックアップユニットのフラット
ケーブルを引き抜きます。
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基板をフレームに固定して
いるツメを解除します。
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制御基板を外します。ピックアップ
ユニットはこの下に収まっています。
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金属製のフレームが邪魔なので
外します。先に外しておくべきです。
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ピックアップの取り
外しにかかります。
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トラッキング用ガイドシャフトの
固定ネジを緩めます。
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ピックアップユニットの真上を補強フレームが通って
います。作業しにくいのでフレームから外すことにします。
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防振を兼ねたゴム製の留め具
です。スリットから押し出します。
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ピックアップユニットの全貌です。ピックアップ+トラッキング機構
+ディスク回転機構を含めて(工房では)ピックアップユニットと
呼んでいます。交換するのはピックアップ(レンズ部)のみです。
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ここでトラッキング用
ガイドシャフトを抜きます。
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駆動ギヤはそのままの状態で
ピックアップを外すことができます。
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交換用のピックアップです。VAM1202/12の
型番で、Amazonでも取り扱いがあります。
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完全な純正品は入手不可、China製の
半分は不良品、Amazonはまぁまぁです。
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この製品はレーザー出力調整用の半固定
抵抗器に保護シールが貼られています。
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ピックアップを組み込み、
ガイドシャフトを取り付けます。
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ゴム製留め具を嵌め込みますが、なかなか
スリットを通りません。細いドライバーで引き出します。
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ゴムの一部が切れてしまいました。
特に影響はないでしょう。
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ピックアップユニットがフレーム内で上下し
(エレベーション)、CDを挟み込む複雑な機構です。
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エレベーションの動作を妨げないよう
配線を丁寧に仕舞い込みます。
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ピックアップユニットが下がった
隙間をCDトレイが前後移動します。
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制御基板を取り付け、ケーブルを
戻して交換作業を終えます。
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ピックアップレンズを上から確認します。
極力手を触れないように作業します。
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分解されていた基板類を元に戻し
トレイ前面ベゼルを取り付けます。
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新しいピックアップに交換したものの、CDが再生できません。実はこのレシーバーは
トレイローディングベルトも交換済みで、原因はベルトの力不足です。多少きつめの
ベルトを入れないと、ローディング(引き込み)の最後にピックアップユニットを十分に
持ち上げる(エレベーション)ことができず、CD読み込みを開始できないのです。
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僅かに外周が短く、しかもひと回り太いローディングベルトに
交換して問題解決です。新しいピックアップはさすがに快調です。
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