洗濯機から水か漏れるとの連絡をいただきました。昨年4月に一度修理に
伺ったことのある洗濯機です。前回は洗濯槽の中へ、今回は洗濯機の外へ
水が漏れる不具合です。前回修理の不備を自問自答しながら出向きます。
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最初は排水不良を疑いましたが、明らかに背面上部
から漏れ出し、パンにかなりの量が溜まっています。
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漏れ出している位置からして、ほぼ
前回同様に給水弁からの漏れです。
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前回は給水弁を分解掃除することで何とかなりましたが、
以後1年以上経過しいよいよ劣化が進んだようです。
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給水ユニットを格納する
背面カバーを開けます。
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ユニットのトレイ部分が水浸しです。
給水弁の後方に漏れ出しています。
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給水弁ソレノイドを駆動する
電気配線を外します。
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2系統4本の配線を外します。
このあたりも水浸しです。
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手前は風呂水給水用ポンプ
です。配線を引き抜きます。
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先日の全自動ドラム式洗濯乾燥機に
比べると構造がはるかに簡単です。
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給水ユニットはトレイごと嵌め込んである
だけなので、持ち上げると外れてきます。
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ユニット全体を外に出さないと、固定ネジの位置
からして給水弁を取り外すことが出来ません。
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実は数日前に一度お邪魔しており、ソレノイド
ケースに簡単なパッキンを入れてみました。
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結果はほとんど効果がなく、
交換部品を手配しておりました。
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給水弁は上から2本のネジで
垂直方向に固定されるのに加え、
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ユニットの背後から水平方向にもネジ固定されています。
ユニットを取り出さないとこのネジにアクセス出来ません。
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このネジが締め込まれることで、
給水弁が給水口に押し付けられます。
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給水弁を押し付ける働きをする
樹脂製の固定具です。
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前回は給水弁内部で完全に水流を遮断できず、
常時洗濯槽に水が漏れ出るトラブルでした。
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数日前に伺った時に応急的に当てておいた
パッキンです。今回はここから水が漏れています。
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給水弁の補修部品は電気関係のネットショップで簡単に検索・購入
できます。交換作業はさほど簡単ではありませんが、これだけ流通して
いるということは、それだけ故障が多く需要も多いということでしょうか。
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注文から数日で配送されてくるので、
ご依頼主をあまりお待たせせずに済みます。
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給紙弁本体、新しい樹脂製固定具、交換用
ゴムパッキンが一式のセットになっています。
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新しい給水弁に交換します。昨年の段階でそのように
して差し上げるべきだった・・、つくづくそう思います。
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ゴムパッキンを付属してきた
新しいものに交換します。
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給水口にしっかり差し込みます。パッキンが
あるのでここからは滅多に漏れませんが。
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給紙弁を押し込みながら、垂直方向
後方の固定ネジを軽く締めます。
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樹脂製の固定具を取り付けます。
若干の仕様変更があったようです。
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垂直方向前方の固定ネジを締め、
給水弁と固定具を一体化させます。
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固定具後方から水平方向のネジを
締め、給水弁を給水口に密着させます。
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水平方向後方のネジを完全に
締め込み、取付完了です。
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給水ユニットを元に戻します。
傾けた状態から嵌め込みます。
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ユニットトレイの一部分が、
洗濯機本体のツメと篏合します。
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軽く押し込むだけで嵌まり込みます。
分解したついでに周囲を掃除しておきます。
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給水弁ソレノイド駆動用の
配線を元通り接続します。
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風呂水給水ポンプの
配線を接続します。
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背面カバーを取り付ける前に、ここで水漏れの
有無を確認します。給水ホースを接続します。
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洗濯機を実際に動作させ、給水弁周りに水漏れが
ないか念入りに確認します。問題ないようです。
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給水ホースを再び外し
背面カバーを取り付けます。
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洗濯機内部での水漏れは、漏電を
引き起こす可能性があり危険です。
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完全に組み上がったところで
再度運転試験を行います。
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お聞きしたところ、上水道の給水圧がかなり高い
そうです。給紙弁の劣化を早めたのかも知れません。
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