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お仏壇製作1(木取り~平接ぎ)

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ご注文をいただくのと同時に、あらましご要望をお聞きしました。その内容を基に
CADで製作図を起こし、木目をマッピングしたプリントアウト(下記リンク)をご覧
いただきながら形状や寸法など細部を詰めました。3DCADは製作品の概略が
把握しやすく、設計のみならずご依頼主向けのプレゼンにも大変重宝します。
工房では「Robert McNeel & Associates」製「Rhinoceros Ver4.0」を使用。


 

完成図1

完成図2

完成図3

CAD図

CADデータDL
 

300mmを超える幅広材を得るには集成材か合板が選択肢
です。しかし、いずれもお仏壇の品格を保つには不向きです。
 
 

近隣のホームセンターでは14mm厚のエゾ松材の
品揃えが豊富です。素直な材質で肌合いも均一です。
 

幅広材を得るには90mm幅の材を3・4枚平接ぎ
することになります。部材により木目調を合わせます。
  

小口を切り揃えて基準を取り、部品ごとに
接ぎ合せる材料の寸法を記します。
 

スライドソーにて部材を切り出していきます。柔らかい
材質のためどうしても多少のチッピングが出ます。


原材料の製材精度が良好なので、接ぎ合せ面の
修正加工(面出し)はほとんど不要です。
 

接ぎ合せる材料を並べて木目の馴染みをみます。
バランスを取りながら必要なら材料を入れ替えます
 

平接ぎの準備として、板材を挟む角材を用意し
材料に接する面にテープを貼り付けて保護します。
 

テープを貼った面を上にして角材を置き、
その上に板材を並べていきます。
 

木目の馴染みや材料の寸法を再度確認します。
ここでクランプなど締結具を揃えておきます。
 

接合面に接着剤を入れます。雇実を略しているのは
小口面に実の跡が残ることを憂慮したためです。


接合面の一方には断面下半分に、他方には
断面上半分の位置に接着剤を置いています。
 

角材の上で1枚ずつ貼り合せていきます。
隙間をゆっくり詰めて接着剤を拡散させます。


材料端面をできるだけ綺麗に揃えておきます。
接合面から接着剤が均一にはみ出てきます。
 

曲尺を当てて材料端面の直角を確認します。
大きな歪みが生じていなければOKです。


隣り合った板材の接合部にクリップをかけ、突き合せの
ずれを防ぎます。またテープ面を下にして角材を置きます。
 

Gクランプで角材を上下方向から固定し
接ぎ合せた板材の平面性を維持します。
 


同時に水平方向に旗金をかけて接合面を圧着します。
歪みが出ないようGクランプ・旗金は交互に締めます。
 

この状態でひと晩放置し接着剤の乾燥・固着を
待ちます。はみ出した接着剤は特に除去しません。


接着剤が完全に固まってから締結具を取り外します。
角材にテープを貼っておいたので簡単に取れます。
 

左右の側板用部品が出来ました。
幅360mmにもなります。
 

はみ出た接着剤を処理します。接合強度を確保するため
多めに入れたので太さ1・2mmの紐状に出ています。
 

鑿を滑らせて紐状のはみ出しの8割程度を
削り取ります。板材を傷付けないようにします。
 

鑿で粗方削り取った後、鉋で仕上げます。最初から
鉋を使うと下端や刃口に接着剤がこびり付きます。
 

本体を構成する天板・底板・中仕切り板、左右の
側板、両扉、棚板の各部品が出来上がりました。

 
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