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Cupboard-S カップボード小(タモ材)
前作に続きタモの無垢板を使用して小型のカップボードを製作しました。古い書棚に使われて
いた棚板は、これ以上暴れることはないものの大きく変形している板材が多く、長い直線部材が
取りにくくなっています。前作に比べて高さを半分ほどに抑えましたので、部材間での木目の
流れや連続性が損なわれることなく、見栄えのする木工品となりました。また、本製作品は
全ての
製作工程について、その詳細を公開致します。以下のリンクよりご覧下さい。
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製作1
(木取り) |
製作2
(部品加工) |
製作3
(組み立て) |
製作4
(塗装仕上げ) |
製作5
(装飾仕上げ) |
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八角の前半分を切り出した形状の小型カップボード。中に2段の棚板(ガラス板)を設けました。
タモ材の重厚な木目に彩られた落ち着いた印象にガラスの透明感がよく合います。
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2枚のガラス製棚板を含め内部3段の食器棚としました。
各段に2・3セットのティーカップとソーサーを収納できます。
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タモ材の無垢板(単板)から部材を取っていますので、
木目の流れや連続性が保持された美しい外観を楽しめます。
CADによる原設計図。左右の固定窓枠と中央の開閉窓枠、
両サイドの側板とのバランスを慎重に検討致しました。
*画像クリックするとフルサイズの画像が表示されます。
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スクリーン上でアングルを変えながら形状や基本寸法を決定しております。
*画像クリックするとフルサイズの画像が表示されます。
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本製作品の設計データ(STL形式) 右クリック→「対象をファイルに保存」 |
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天板・底板の縁取り部分、窓枠の内側縁取りには、ルータービットによる化粧加工を
施しました。賑やかな印象を避けながら素材の美しさと調和する造形を考えました。
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指物加工としてのレベルは決して高くありませんが、加工手段や手順を工夫する
ことで再現性(同一品質の再現可能性)を維持した精度を追及しています。
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実際に食器を収納してみました。
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天板の中央部分に広がる板目材の木目紋様と、窓枠上部の部材組み付けの様子です。
窓枠から底板(土台部分)に連続する化粧加工の様子(写真左)。
各段に2・3セットのティーカップを収納できます(写真右)。
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やや左のアングルから。中の棚板(ガラス)は中央窓を開くことで
簡単に取り出すことができます。棚板の位置は固定です。
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原設計図から描き直した部品構成図。
*画像クリックするとフルサイズの画像が表示されます。
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大きさ・材質
・本体:414mm(幅)×470mm(高)×190mm(奥)、タモ無垢板。
・開閉扉:210mm(幅)×435mm(高)、タモ材、2mm厚ガラス板、スチール取手・蝶番。
・内部棚:3mm厚ガラス板
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