1作目と同じタモ材です。長年書庫の棚板として使われ裏表とも
汚れていましたが、プレーナがけにより美しさを取り戻しました。
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木端面を平面(直線状)に修正します。手押し鉋盤がないので
手鉋で凹凸を取りながら昇降盤のフェンスに合わせていきます。
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木端面に「メスシリンダー」と書かれた跡があります。
かつて棚板として使われたことをうかがわせます。
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この木端面を落とせば幅広の
部材として準備が整います。
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微調整を繰り返した結果、ほとんど狂いの
ない良好な部材が仕上がりました。
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この1枚は木目も美しく整っているので
上下の天板と底板に使用します。
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左右に2分するための切断線を入れます。材料の有効
活用を優先し、カップボードの横幅は410mmとします。
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中で木目が途切れているこちらの1枚は
外側に露出の少ない底板にします。
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横挽き方向の切断にはほとんどの
場合でスライドソーを使用しています。
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切り終わり部分で材料のささくれが出ない
ようにハンドルの移動を加減します。
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最初の切断を終えました。切断面の垂直度・平面性を
保つには日頃の機械整備が欠かせません。
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2枚に分かれた部材を、最初の切断端を揃えて
重ね合わせ、完全に同じ長さに切り揃えます。
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切断位置にレーザーマーカーの赤いラインが見えます。実際
にはラインに一定幅があり、内側・外側でサイズが違います。
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天板と底板の部材が取れました。
ほとんど狂い・歪みがありません。
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左右コーナーの固定窓枠取付部を斜めに切断します。
正確な位置決めが難しく誤差が大きく出がちです。
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切断位置の誤差を最小に保つため、ストッパー
代わりの木片を両面テープで固定しておきます。
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ここでも切り終わり部分にささくれが
出ないようハンドル移動を加減します。
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材料を左右反転させてストッパーで位置を
決定し反対側も同様に切断します。
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1枚目の斜め部分を切断し終えました。中央部に
木目が寄っているこちらを天板側にします。
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2枚とも切断が終わりました。
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左右の側板、固定窓枠部、可動窓枠(扉)に使用する
部材にプレーナをかけます。鼻落ちに留意します。
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必要な部材が全て揃いました。部材の狂い・歪み、
木目の連続性、材料の歩留り等を擦り合せます。
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天板・底板、左右の側板を仮組みして、
全体の大きさやバランスを確認します。
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この辺りで、部材を床に落としてしまい角を傷める
ヘマをよくやります。落ち着いて作業を進めます。
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