本体の塗装と同様に先に目止めをかけます。材が
柔らかく吸水性が高いのでしっかり目が止まります。
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続いて着色剤を塗装します。1・2回目では濃淡の
差が出がちですが、3~4回の重ね塗りで解消します。
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2回目の着色が終わったところです。まだ
着色の斑が木目の濃淡を上回っています。
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ここまで濃色に仕上げる場合を除き、水性ステインで
斑のない着色を得るのは簡単ではありません。
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4回の着色で濃淡の差がほぼなくなり、木目の浮き沈みだけが残る
状態になりました。場合によりもう1回着色を加え上塗りにかかります。
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本体の背板を部品取りします。3mm厚の
ラワン合板に化粧加工して使用します。
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内側になる面に、塗装色と色調が
同一のカーテン生地を化粧貼りします。
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広い面積に接着剤を塗布するのはなかなか面倒な
ものです。希釈してスプレーボトルで散布します。
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接着力が低下しますが面積があるのでOKです。
四隅の余分をカッターナイフで切り落とします。
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背板を嵌め込んだ時点で、箱組の全体的な
正確さ(歪みのなさ)が決まります。
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周囲に10mmのほぞ釘を打ち付けて背板を仮止め
します。引き出しを入れないと本固定はできません。
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背板に化粧貼りしたカーテン生地は、気持ち明るい色合いだったかも知れません。しかし、
お仏壇の設置場所、その場の照明の当たり具合等にもよるでしょうから良しとします。
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